第44回2007年トランスパシフィック・ヨット・レース概括 |
2007年トランスパシフィック・ヨット・レースの登録艇は1艇(THE SECRET号)を除きすべてスケジュール通りにスタートして行きました。 今年の出場艇数は拙らが出場した第30回(1979年)の80艇には及びませんが、TPYR史上3番目の登録艇数(74艇、スタート艇数は73艇)です。 ちなみにTPYR史上2位は、前回第43回2005年の75艇です。
スタートは第30回の時のような全艇一斉スタートではなく、最近では艇速の遅いクラスから順にスタートしていきます。 そうでないとホノルルでのパーティー日時に、待たされるもの、間に合わないものなどが出てきたりして、また各艇のスケジュール的にも何かと不都合ですからね。最初のスタートは7月9日(月)で、
■Division 6(9艇、BRILLIANT、BROWN SUGAR、CALIFORNIA GIRL、FAR FAR、INSPIRED ENVIRONMENTS、PEREGRINE、PSYCHE、SHANTI、X-DREAM)、
■Aloha A(8艇、ALSUMAR、ANNA KATARINA、ARIADNE、BETWEEN THE SHEETS、ENCHILADO、FRENCH KISS、HOOKOLOHE、WINDSWEPT)、
■Aloha B(6艇、CIRRUS、GAVIOTA、GINNY、LADY LIBERTY、MYSTERE、TRAVELER)です。:
7月9日スタート前
上方左がPoint Fermin灯台
上方右奥の奥が集結港のRainbow Harbor(PDFファイル 1.5M 閲覧は表示を左90度回転で)
:
次のスタートは7月12日(木)で、
■Division 5(9艇、NARROW ESCAPE、ON THE EDGE OF DESTINY、PADDY WAGON、RANCHO DELUXE、RECIDIVIST、TABASCO、TANGO、TOWER、UNCONTROLABLE URGE)、
■Division 50/52(9艇、ADRENALIN、FORTELEZA、HORIZON、HULA GIRL、KOKOPELLI 2、PASSION、RELENTLESS、STAGS LEAP WINERY、TACHYON III)、
■Division 4(9艇うち1艇は欠場 DNS、BOLT、CIPANGO、DELICATE BALANCE、LUCKY DOG、RAINCLOUD、REINRAG2、RUAHATU、THE SECRET(DNS)、VERIZON WIRELESS)、
および、
■Multihull艇のうちMinnow号 (Catana 52 catamaran)です。そして最後のスタートが7月15日(日)で、
■Division 3(8艇、BENGAL 7、CHEETAH、DENALI、ITS OK、LOCOMOTION、PENDRAGON IV、RAGTIME、YUMEHYOTAN)、
■Division 2(9艇、HOLUA、HUGOBOSS II、LUCKY、MORNING LIGHT、PEGASUS OP-50、SAMBA PA TI、SKYLARK、TRADER、WESTERLY)、
■Division 1(5艇、MAGNITUDE 80、MEDICINE MAN、PELIGROSO、PYEWACKET、ROSEBUD)
および、
■Multihull 艇のLOEREAL 号 (Jeanneau 60 trimaran)です。これらの艇に伴走するのが毎朝のロールコールなど通信・連絡に係わるALASKA EAGLE 号です。 船齢30年になる65フィートの帆走ヨットです。
ロールコールといえば、すでに各艇スタートしてから毎日、太平洋夏時間(PDT)06:00の位置を、同08:00にリストの順番通りにALASKA EAGLE 号に報告しています。 各艇から自艇の位置をリポートしなければならないのですが、73艇の内、3艇がその義務を果たしていません。 Division 2 のHUGOBOSS II 号とDivision 3 のYUMEHYOTAN 号、およびMultihull 艇のLOEREAL 号です。
リポートを寄越さない艇は1回につき30分のペナルティーを課せられますから、全部で何回のロールコール数になるのかは判りませんが、トータルではかなりの時間ペナルティーとなります。 原因は無線機の故障か、ルールをよく読んでいない、ルールを無視しているか、あるいは英語が喋れないかでしょう。
またAloha BクラスのGAVIOTA 号は7月12日にリタイアしています。 おそらくディスマストかリギンのトラブルでしょう。
7月17日の位置報告はここをクリックしてください。 下の画像はFLAGSHIP のサテライト・データ・トランシーバーからの情報で、Division 1、Division 2、Division3 の各艇の7月17日の航跡図です。 Division 3 の YUMEHYOTAN 号の航跡図は欠落していますが、同じくロールコールのリポートがないDivision 2 のHUGOBOSS II 号の航跡図は掲載されています。
しかし、余計なお世話と申しましょうか、杞憂と申しましょうか、ロールコールもなく、FLAGSHIP の航跡図もない場合、その艇が航行しているのか否かってのは、どのようにしてALASKA EAGLE 号あるいはTPYR本部は捕捉してるのでしょうね。 人工衛星のカメラから見てるんでしょうか?
:
:
Division 1
:
Division 2
:
Division 3
YUMEHYOTAN 号の航跡図は欠落しています
07/18/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月19日(木)
Division 1、Division 2、Division 3 の艇位置に気を取られていて気がつかなかったのですが、すでにAloha AクラスやAloha B クラスは貿易風を掴(つか)み船脚(ふなあし)を伸ばしているようです。 18日の位置報告はこちらをクリックしてください。 更にロールコールのリポートを送ってこない艇が増えたようです。 Division2 のHUGOBOSS II 号に加えて HOLUA 号もNO REPORT です。 Division 3 の YUMEHYOTAN 号はそのまま NO REPORT で、Division 4 の LUCKY DOG号もNO REPORT となりました。 さらには50/52クラスの RELENTLESS号も報告がありません。 さらには Multihull 艇のLOEREAL 号もNO REPORT です。
また Aloha B クラスの GINNY 号が GAVIOTA 号に引き続きリタイアしています。 両艇とも Los Angeles に向かって引き返しています。 すべてのレース艇の7月18日の航跡図は、こちらをクリックしてください。
07/19/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月20日(金)
Division 2 の HOLUA 号と HUGOBOSS II 号のロールコールは復活しました。 Division 3 のYUMEHYOTAN 号はそのまま NO REPORT です。 また Division 4 の LUCKY DOG号もそのまま NO REPORT です。 そして、また50/52クラスの RELENTLESS号のロールコールは復活しています。 さらには Multihull 艇のLOEREAL号はNO REPORT のままです。
Division 4 の Delicate Balance号はリタイアです。 19日の位置情報はここをクリックしてください。 7月19日の航跡図は、こちらをクリックしてください。
Division 1 の MAGNITUDE 80号と PYEWACKET号はすばらしい船脚です。 スタートしてからの平均艇速は、それぞれ10.3ノットと11.1ノットで、この24時間の平均艇速は12.2ノットと14.0ノット、デイ・ラン294海里と336海里です。 きっと貿易風を背中に受けて快適にぶっ飛ばしてるんでしょうね。 その引き波が想像できます。 まあしかしLOA80フィートと94フィートだからそりゃ早いでしょうね。
07/20/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月21日(土)
レースもそろそろ佳境に入ってきました。 各艇かなりHonoluluのカイマナヒラ(ダイアモンドヘッド)沖の赤ブイのフィニッシュ・ラインに近づいてきました。 もちろん早くスタートした艇群は云うに及ばず、あとでスタートしたDivision 1 の艇ももう少しでゴールというところまでやってきました。
7月20日の各艇の位置報告はここをクリックしてください。 これによりますと、ロールコールは殆どの艇で復活?したようです。 Division 3 の YUMEHYOTAN 号は NO REPORT(SEE BELOW) となっていますので、何のこっちゃと思って指示通り下の方を見ますと、なんとemail による報告が載せてあります。 念のため7月19日や7月18日の位置報告を見てみますと、同じように修正して、email による報告が掲載されています。 さらには17日と16日の分まで修正されています。
この艇は何らかの事情で最初からロールコールができなくて、その位置情報を無線で誰かに送り、それをさらにその誰かがTPYR本部にemail したんでしょうね、きっと。 もちろんその位置情報は FLAGSHIP の航跡図にも反映されるようになりました。 YUMEHYOTAN 号はFLAGSHIPの衛星自動追尾装置の航跡図にも最初から情報が欠落していましたから、いったいどうなってるのかと思っていました。
7月20日の航跡図は、こちらをクリックしてください。
07/21/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月22日(日)
昨日のロールコールよりの情報と比べて少し船脚が落ちているようです。 貿易風の風力が少し弱まっているのでしょうか。 Division 1 の 94フィートのPYEWACKET号のデイ・ランは19日、20日、21日で、それぞれ336海里、365海里、345海里です。 また同じく80フィートのMAGNITUDE80号のそれは、それぞれ、294海里、323海里、317海里です。 Division 3 の DENALI号のそれは、それぞれ、237海里、242海里、207海里で、ITS OK号のそれは、それぞれ219海里、247海里242海里です。 各艇の7月21日の位置報告は、ここをクリックしてください。 例のDivision 3 の YUMEHYOTAN 号は再び NO REPORT となりました。 email によるリレーもありません。 7月21日の航跡図はこちらをクリックしてください。
07/22/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月23日(月)
7月22日のロールコールではトップ艇の艇速があがって、PYEWACKET号はデイ・ラン391海里、24時間平均艇速は16.3ノットです。 と云ってる間にフィニッシュの報が入ってきます。 PYEWACKET号フィニッシュです(ハワイ標準時7月22日11時11分56秒)。 フィニッシュ・ラインをなんと26ノットで飛ぶように横切り、みごと「Barn Door」獲得です。 なお「Barn Door」等について詳しくは、ここをご覧下さい。
Division 50/52の KOKOPELLI 2号も到着です。 KOKOPELLI 2号のフィニッシュ・タイムはハワイ標準時7月22日12時53分46秒です。 どちらも拙らが1979年に出場したときのように、お昼のフィニッシュです。 トランスパックはこうじゃなくては感激がイマイチです。 真っ昼間に到着すると沢山の人が出迎えてくれて、レイをかけてくれて、ビール、シャンペンのスプラッシュ攻撃です。 とっても嬉しくて感動すら覚えます。 それが真夜中だと、感激も半減です。
:
PYEWACKET号 フィニッシュ
7月22日11時11分56秒(HSTハワイ標準時)
7月23日6時11分56秒(JST日本標準時)
:
KOKOPELLI 2号 フィニッシュ
7月22日12時53分46秒(HSTハワイ標準時)
7月23日7時53分46秒(JST日本標準時)
:
Division 4 のReinrag2号、Cipango号、そしてAloha AクラスのAriadne 号もあと少しのところです。 Kaiwi channel をとおり、Makapu point を超えてやってきます。 Koko Head を過ぎればすぐ Kaimana Hila カイマナヒラ(Diamond Head ダイアモンドヘッド)のフィニッシュ・ラインです。
07/23/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月24日(火)
昨日に引き続きフィニッシュ艇がどんどん増えてきます。 Division 4 の Reinrag2 号(22日21時51分35秒 HST)、同じく Cipango 号(22日22時18分03秒 HST)、Aloha Aクラスの Ariadne 号(23日00時13分11秒 HST)、Division 4 の Verizon Wireless 号(23日04時49分23秒 HST)、Division 1 の Magnitude 80 号(23日05時08分10秒 HST)、Division 50/52 の Tachyon III 号(23日08時49分36秒 HST)です。
そして、Division 50/52 の艇群がフィニッシュすぐのところに迫ってきています。 Passion 号、 HORIZON 号、 Hula Girl 号、 Fortaleza 号です。 また、通信・連絡艇の Alaska Eagle 号も、フィニッシュまでもうすぐのところです。
到着報告(ハワイ標準時HST表記)は、ここをクリックしてください。 7月23日の航跡図(太平洋夏時間PDT表記)はこちらをクリックしてください。 なお、7月23日の位置報告(太平洋夏時間PDT表記)は、ここをクリックしてください。 蛇足ながら、ハワイ標準時は太平洋夏時間マイナス3時間です。
・24日追記(JST 08:00 = HST 23日13:00 記載)
Division 50/52 の Passion 号(23日11時12分36秒 HST)、 HORIZON 号(23日12時01分10秒 HST)、 Hula Girl 号(23日12時33分23秒 HST)がフィニッシュしました。 Aloha Aクラスの Between the Sheets 号も、Fortaleza 号、 Alaska Eagle 号に引き続きフィニッシュまで100海里を切りました。
・24日再追記(JST 13:00 = HST 23日18:00 記載)
Aloha Aクラスの Fortaleza 号フィニッシュです。 ハワイ標準時23日15時54分19秒です。 しかし23日の位置報告を見ていますと、Division 3 の艇などフィニッシュまでかなり距離を残している艇があります。 まだ900海里以上残しているのもあります。 貿易風の吹き出しが弱いのでしょうか、それとも高気圧に捕まったのでしょうか。 7月25日から毎日パーティーが目白押しなのに、とても間に合いそうにありません。 Division 1 とかDivision 2 の各艇にもスタート以後の平均艇速はおろか、この24時間の平均艇速も8ノット前後の艇が多数です。 いったいどうなってるんでしょうね。
・24日再々追記(JST 23:00 = HST 04:00 記載)
通信・連絡艇の Alaska Eagle 号もフィニッシュです。 マルチハル艇(カタマラン)の LoeReal 号、Aloha A クラスの Between the Sheets 号、Division 6 の Peregrine 号、Division 4 の Ruahatu 号、Division 50/52 の STAGS' LEAP Winery(Chasch Mer) 号も順番にフィニッシュです。
Division 5 の Rancho Deluxe 号、同 Tower 号、Aloha A クラスの Windswept 号もフィニッシュまであと少しです。
07/24/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月25日(水)(JST 14:00 = HST 24日 19:00 記載)
昨夜から引き続いてフィニッシュとなった艇は、Division 5 の Rancho Deluxe 号、同 Tower 号、Aloha A クラスの Windswept 号、同 French Kiss 号、Division 5 の Paddy Wagon 号、Division 6 の Inspired Environments 号、同 Brilliant 号です。
フィニッシュまで100海里を切った艇は、Division 1 の Rosebud 号、Division 6 の Far Far 号、同 Psyche 号、Division 5 の On the Edge of Destiny 号、Division 1 の Peligroso 号、Division 4 の RAINCLOUD 号、Division 6 の X-Dream 号、Division 50/52 の Adrenalin 号の各艇です。
7月24日のロールコールの位置情報(PDT 06:00、HST 03:00)によりますと、やはり艇速が伸びていない艇がまだたくさんあります。 それらの艇の一部の位置図はここをクリックしてください。 フィニッシュの予測時間を見てみますと、やはり一連の、ハワイYC主催パーティー(25日)、ワイキキYC主催パーティー(26日)、TPYRアウォーズ・バンケット(27日)、カネオヘYC主催パーティー(28日)にとても間に合わない艇、多数です。 せっかく艇速を考慮してスタート日を調整したのが逆に徒(あだ)となった模様です。
しかしあまりに到着日時が延びるようですと、水・食料不足におちいる艇が出てくる可能性があります。 勿論スタート時には予測航海日数の20%以上の余裕を持たせて、水・食料を積み込むのですが、何せ艇は軽い方が良いので、甘く見て水・食料など、規定で積載しなければならない分をレッコしている艇も無きにしもあらずです。 冗談抜きにして、生命にかかわりますから、水・食料がなくなった場合、ギブアップする艇やギブアップしないまでも続行する艇には、即座のレスキューその他必要な手段を取る必要があります。 何とも困った事態になりましたね、今年のトランスパシフィック・ヨット・レースは。 前回は貿易風が強くてレコード続出で嬉しい悲鳴でしたが、えらい違いです。
07/25/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月26日(木)(JST 10:00 = HST 25日 15:00 記載)
7月25日の位置情報によりますと、だいぶフィニッシュした艇が増えてきています。 それでも Division 2 と Division 3 の艇は、未だ一艇も到着していません。 Division 5、6 および Aloha A、B などのクラスにも未到着艇が約半数います。
その後フィニッシュした艇は次のとおりです。
Division 1 : Rosebud 号
Division 6 : Far Far 号
Division 6 : Psyche 号
Division 5 : On the Edge of Destiny 号
Division 1 : Peligroso 号
Division 4 : RAINCLOUD 号
Division 6 : X-Dream 号
Division 50/52 : Adrenalin 号
Division 6 : BROWN SUGAR 号
Division 1 : MEDICINE MAN 号MEDICINE MAN 号はDivision 1 の最終フィニッシュ艇です。 HST 25日12時40分39秒(PDT 25日15時40分39秒)到着ですので、スタートのPDT 15日の13:00から計算しますと、10日と2時間40分39秒要していることになります。
フィニッシュまで100海里を切った艇は、Division 4 の Bolt 号、Division 5 の Recidivist 号です。 到着ラッシュは取りあえず一段落したようです。
昨日も記載していますが、未だかなりの距離を残している艇群が心配です。 水・食料大丈夫でしょうね。 それもありますが、表彰式のパーティに間に合わないのが気の毒です。 まあ仕方ありません、大自然相手のスポーツですし、何があっても自己責任、艇長責任のセーリング・クルーザーです。 遅延艇群の7月25日の位置図はここをクリックしてください。
07/26/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月27日(金)(JST 14:00 = HST 26日 19:00 記載)
次の到着ラッシュがやって参りました。 Division 2 の各艇、続々フィニッシュです。 未だ一艇も到着していなかった Division 3 の艇が初めてフィニッシュです。 Division 3 のトップは Denali 号です。 到着した各艇は次のとおりです。
Division 5Recidivist 号
Division 4 Bolt 号
Division 2 Samba Pa Ti 号
Division 2 Hugo Boss II 号
Division 2 Morning Light 号
Division 50/52 Relentless 号
Division 2 HOLUA 号
Division 2 SKYLARK 号
Division 3 Denali 号
Division 5 TANGO 号
Division 2 Pegasus OP-50 号
Division 5 Tabasco 号
Division 5 Narrow Escape 号
Division 2 Westerly 号
Aloha A Enchilado 号
Division 3 It's OK 号
Division 6 California Girl 号
Division 3 Pendragon IV 号フィニッシュまで100海里を切った艇は、Multihull クラスの Minnow 号、Aloha A の Ho'okolohe 号、Division 2 の Lucky 号、Aloha B の Cirrus 号の各艇です。 7月26日の位置報告はこちらをクリックしてください。
到着が遅延している艇も徐々に残りの行程を消化しているようです。 MYSTERE 号、YUMEHYOTAN 号、LADY LIBERTY 号、UNCONTROLABLE 号、BENGAL 7 号、LOCOMOTION 号、TRADER 号、ALSUMAR 号、RAGTIME 号の各艇、あともう少しです、頑張ってください。 これらの艇の位置図はこちらをクリックしてください。
07/27/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月28日(土)(JST 05:00 = HST 27日 10:00 記載)
7月27日のロールコール位置情報を眺めますと、フィニッシュした艇が大多数になってきています。 Division 1、Division 2、Division 4、Division 50/52、Multihull の各クラスは、すべてフィニッシュしています。 またDivision 5、Division 6、Aloha A の各クラスもそれぞれ1艇を除いて全てフィニッシュです。 Division 3 、Aloha B の艇で到着が遅れているのが何艇かあります。
その後フィニッシュした艇は、次のとおりです。
Multihull Minnow 号、
Aloha A Ho'okolohe 号
Division 2 Lucky 号、
Aloha B Cirrus 号
Division 2 Trade 号
Division 3 Ragtime 号
Division 3 Cheetah 号また到着報告を見てみますと、結局7月27日(金)のアウォーズ・バンケットには殆どの艇が間に合うことになりそうです。 間に合わないのは、ALSUMAR 号、Lady Liberty 号、MYSTERE 号、Uncontrollable Urge 号、YUMEHYOTAN 号、間に合いそうなのは、Locomotion 号、Shanti 号、Traveler 号で、Bengal 7 号はアウォーズ・バンケット最中あるいは終わり頃到着予定です。 27日の位置図はここをクリックしてください。
・28日追記(JST 09:00 = HST 27日 14:00 記載)
少し到着艇のペースが上がりました。 更に次の艇がフィニッシュしました。
Division 6 Shanti 号
Aloha B Traveler 号
Division 3 Locomotion 号Bengal 7 号はアウォーズ・バンケットにギリギリ間に合いそうです。
・28日再追記(JST 13:00 = HST 27日 18:00 記載)
Bengal 7 号、やっとフィニッシュです。 ハワイ標準時(HST)16時28分58秒で、余裕でパーティー間に合います。 Uncontrollable Urge 号もフィニッシュまで100海里を切りました。
・28日再々追記(JST 17:00 = HST 27日 22:00 記載)
YUMEHYOTAN 号もフィニッシュまで100海里を切りました。 朝のロールコールでは NO REPORT でしたが、突如残り100海里ポイントで連絡があった模様です。 フィニッシュ予定時刻はHST28日12時頃と計算されています。
07/28/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月29日(日)(JST 09:00 = HST 28日 14:00 記載)
殆どの艇がフィニッシュしました。 Division 5 の Uncontrollable Urge 号も Division 3 の YUMEHYOTAN 号もフィニッシュです。 それぞれそのクラスの最後尾です。 所要時間は、前者は何と15日17時間20分46秒、後者は13日01時間44分12秒です。 それでも拙らが出場したときは全体に貿易風が弱くって、16日02時間42分44秒も要しましたので、まだましと言えましょうか。
28日のロールコール情報を見ますと、修正時間や順位が出そろっています。 実はこれは7月23日あたりでほぼ確定していたことで、今更ですが。
Division 1 クラス1位は MAGNITUDE 80 号で総合13位、Division 2 クラス1位は SAMBA PA TI 号で総合24位、Division 3 クラス1位は DENALI 号で総合20位、Division 4 クラス1位は REINRAG2 号で総合1位すなわち優勝です。 Division 50/52 クラス1位は KOKOPELLI 2 号で総合3位、Division 5 クラス1位は RANCHO DELUXE 号で総合8位です。
Division 6 クラス1位は PSYCHE 号で総合21位、Aloha A クラス1位は BETWEEN THE SHEEETS 号で総合40位、Aloha B クラス1位は CIRRUS 号で総合58位です。
フィニッシュまで残り100海里を切った艇は、ALSUMAR 号とLady Liberty 号で、MYSTERE 号は未だ未だかかりそうです。
ハワイ標準時の昨夜、すなわち27日(金)の夜、Hilton Hawaiian Village の Coral Ballroom で アウォーズ・バンケットが開かれました。 表彰パーティーです。
:
"Barn Door" 獲得の PYEWACKET 号
:
トランスパシフィック・ヨット・レースは伝統的にファースト・フィニッシュが競われています。 今回は Division 1 の PYEWACKET 号が、"Barn Door" を獲得しました。 この艇は過去に1997年と1999年にも、この「Barn Door」を獲得し、しかもこの1997年と1999年には所要時間記録を作っています。 それに対しては、"TransPac Elapsed Time Record Trophy" という特別な持ち回りトロフィーが、その艇の半艇体ミニチュア模型と艇名が刻みつけられ、贈られます。 今回は少し貿易風が弱くて、新しい記録は生まれませんでしたので、このトロフィーの授与はありません。
:
Division 4 クラス1位の REINRAG2 号は総合1位すなわち優勝です。
TPYRのコモドア Al Garnier(左から3番目)から
REINRAG2 号のスキッパー Tom Garnier (コモドアの兄弟)に
優勝杯が手渡されています。
(King Kalakaua perpetual and Governor of Hawaii take-home trophies):
・29日追記(JST 16:00 = HST 28日 21:00 記載)
Aloha B クラスの Lady Liberty 号がフィニッシュです。 HST 28日20時38分15秒でした。 所要時間は、19日と10時間38分15秒です。 お疲れさまでした。 残るは、間もなく到着の ALSUMAR 号と、いつ到着するのか判らない MYSTERE 号です。
07/29/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。
-------
7月30日(月)(JST 08:00 = HST 29日 13:00 記載)
全艇やっと到着です。 Aloha A の ALSUMAR 号と、Aloha B の MYSTERE 号、それぞれHST 29日01時49分18秒、29日11時26分10秒にフィニッシュです。 ALSUMAR 号の所要時間は19日15時間49分18秒、MYSTERE 号のそれは20日と1時間26分10秒でした。 それにしてもよく頑張りましたね、水・食料は足りたんでしょうね。 まあ両艇とも結構古い艇で、前者が1934年製の70ftのヨール(デザイン:スパークマン & ステファンス)、後者が1983年製の42ftのスループ(デザイン:ロン・ホランド)です。
07/30/2007
註:このページ内容はレースの進捗(しんちょく)とともに更新されていきます。
おことわり:このページの内容は、Transpacific Yacht Race Los Angeles to Honolulu Homepage より拝借し、改編しています。