その 5
5月29日 月曜日
朝7時に目覚めます。 朝ご飯をいただきます。 今日はシェリダンにでかけます。 車で2時間30分くらいかかるそうです。 すみませんねヴィグネリさん、遠いところまで運転していただくなんて。 ご夫妻とジョー・ジュニアの娘さんサラとで5人で出かけます。 キャスパーから一路25号線で北をめざします。 見渡す限り草原です。 牛や馬や羊や鹿などの動物以外人影なんて目にいたしません。 家もありません。 とても広い広い土地です。 人口密度は限りなくゼロに近い模様。
しばらく行くと前方に、ビッグ・ホーンの山々が雪を戴いて綺麗に、遠望できるようになります。 バッファローって町の近くにこの山々はあるそうです。
バッファローの町を過ぎますと間もなくシェリダンです。 この町は小さな町ですがとても町並みが綺麗です。 しかし残念ながらメモリアル・デーのため、殆どのお店やレストランが閉まっています。 誤算でしたか。 目指していた古くからある有名なレトロなレストランに行けません。
開いていた Sanford's って云う店に入って昼食です。 mdkお勧めのボストン産ビールとビーフ・サンドをいただきます。
ヴィグネリさんとまたまた色々お話します。 海外旅行はどこ行ったとか、パリは最悪で二度と行く気がしないとか、イタリアが最高とかの話題です。 また映画はどんな映画がよかったとか、イタリアと言えばシシリーが舞台になったゴッド・ファーザー、なかんずくパート2がよかったとか、共通認識です。
さらには四男マークが実はスキーで頭部外傷を負って死線を彷徨（さまよ）った時、メジュゴリエの聖母マリアさまにどうか治してくださいとお祈りしたとかで、奇跡的に助かり、それ以来ボスニア・ヘルツェゴビナ（旧ユーゴスラビア）のメジュゴリエに感謝の巡礼に4回も行ったとかの、とても良い話をお聞かせいただきました。
また町にあるBRADFORD BRINTON MEMORIAL MUSEUM見学とか土産物屋さんとかにも連れて行ってもらいました。
さあキャスパーに引き返します。 ヴィグネリさん往復500Kmも運転していただきまして誠にありがとうございました。 さぞかしお疲れになったことでしょう。 いったん家に戻って、今度はヴィグネリ夫人ベッツィーがmdkと拙を、かつてmdkが通学していた Natrona County High School の見学に連れていって下さいました。 さらにはヴィグネリさん一家が以前に住んでおられた家や、長男さんや次男さんのお家までも見せていただきました。
晩ご飯です。 また三男四男のジョー・ジュニアとマーク夫妻と一緒です。 そしてお別れの時です。 mdkと名残を惜しみます。 色々ありがとうございました。
またヴィグネリ夫妻から、拙とmdkそれぞれにお土産までいただきました。 涙があふれてきます。 ありがとう、ありがとう。 ヴィグネリ夫妻やすてきなご家族、受けた親切は一生忘れません。 もし日本に来られることがありましたら、その時は出来る範囲の最大限歓待させていただきます。
明日は飛行機の出発時間が早朝にもかかわらず、ベッツィーにお送りいただけるそうで、かさねて誠にありがとうございます。 固い握手やハグを交わしてお休みさせていただきます。
おしまい
06/03/2006