その 1
またまたやって参りました、ピエモンテ！ 今回もアルバの白トリフを食しに来たのは言うまでもないことですが、声楽家で料理研究家の南雲英代さん（イタリア音楽協会 L.S.N. 主宰）の年来の願いだった、ある教会での南雲さん自身の声楽コンサートに参加するための再訪です。 教会というのは、ピエモンテ州のクネオ県のアルバのプリオッカ村の聖ステファノ（サント・ステーファノ）教会のことです。 この教会は小さなプリオッカ村にしては、とてつもない大きさの教会です。 日本の感覚で言えばまさに大聖堂ですが、イタリアでは単なる教会です。 なぜプリオッカ村かと言えば、昔からの南雲さんの友人「藤の家 La Casa del Glicine」の Ermes さんと Laura さんご夫妻や、「イル・チェントロ Ristorante Il Centro 」の Cordero 夫妻やそのお母さん達が住まいしておられるからなのです。 この教会は「藤の家」のすぐ横にあるのです、というより藤の家の方が教会のすぐ横と言った方がより正確ですが。
2008年10月31日（金）
KIXにはずいぶん早く着きました。 1階の泉州銀行の両替店でユーロに両替です。 拙はすでに一週間前に難波駅の泉州銀行で両替しています。 この時が底値の115円だった模様。 集合時間の0840、ルフトハンザのチェックインカウンターにまいります。 南雲さんらとミーティング。 カウンターに行きバッグを預けチェックインです。 昔は一旦バッグの検査場に持っていってレントゲン検査してカウンターに行ってたものですが、便利になりました。
今回のメンバーは南雲さんの関係者ばかり。 とりあえず、出発時は全員で8人でしたかね、男性は二人だけの模様。 搭乗券を受け取り、スターバックスでカフェラッテとサンドイッチをいただきます。 出国検査場に参ります。 ここは年々チェックが厳しくなる模様です。 出国審査場でスタンプ押してもらってDFSを冷やかします。 ここの値段見てると円高なんてまったく反映されてない模様。 暴利をむさぼったままのようです。
ボーディング直前にゲートに参ります。 011ゲートです。 しかしKIX、モノレールなんか作ってますが、作らなくっても良かったんじゃないかと前々から感じてます。 だってこんな短い距離、外国の大きな空港だったら、動く歩道兼用で歩かされる距離です。
011ゲートからLH741便は1040に出発です。 機材は前回と同じA340-600です。 この飛行機、ルフトハンザ仕様かどうか、一般席トイレは一般席の階下に五つほどまとめて設置してあります。 階段を使って上下します。一般席トイレは最後尾にもひとつだけありますが。
A340-600
トランジット空港のフランクフルト・アム・マインには1515にランディングです。 乗り継ぎまで少し時間がありますが、移動距離が長くって大変です。 でもトラムに乗ってスムーズに移動できました。 大きな広い空港だったらトラムとかモノレール列車は有効ですが、KIXのように小さな空港では要らないと思います。 あれは単にモノレールを自慢したいために作った模様です。
フランクフルト・アム・マイン空港A23ゲート前
トリノへはA23ゲートからLH4016便で1650にテイクオフです。 機材は前回のBAe146-300と違ってB737です。 乗客が増えた模様です。 機内では短時間飛行ですが飲み物食べ物のサービスがあります。 せっかくですからゼクトをオーダーです。
B737機内にて
1800トリノ・カゼッレ国際空港 Aeroporto Internazionale di Torino-Caselle にランディング。 少し雨模様ですが寒くはなさそうです。 タクシーに分乗して15分ほど、トリノ市の中心（リンク：市街地図）ポルタ・ヌオヴァ駅 Stazione Porta Nuova 前のカルロ・フェリーチェ広場 Piazza Carlo Felice にある、ジョリー・ホテル・リーグレ Jolly Hotel Ligure にチェックインです。 トリノではタクシーは優先で市街電車のレールの上とかバス専用レーンを走ることができます。
ジョリー・ホテル リーグレ
各自イタリア語と英語の片言でチェック・イン
荷物を部屋に放り込んで、さっそく皆で夜食をいただきに出かけます。 同じカルロ・フェリーチェ広場のリストランテ・ブレク brek です。 自分で好きな食べ物好きな飲み物をとっていただく仕組みです。 ワインとコールドビーフなどをいただきます。
リストランテ・ブレク
さあ、元気が出たので、夜の散歩に参ります。 雨はあがってる模様です。 夜中ですがトリノの町は安全です。 勝手知ったるローマ通りを北へ参ります。 サン・カルロ広場 Piazza San Carlo にやってきます。 お馴染みのサンタ・クリスティーナ教会 Chiesa di Santa Cristina とサン・カルロ教会 Chiesa di San Carlo や、エマヌエレ・フィリベルト Emanuele Filiberto の騎馬像があります。 さらに北へ行くとカステッロ広場 Piazza Castello です。 マダマ宮殿 Palazzo Madama があります。 奥には王宮 Palazzo Reale があります。 更には劇場テアトロ・レージョ Teatro Regio があります。 ポー通りも垣間見て、アカデミア・デレ・シエンツェ通りを南下して、カリニャーノ宮殿 Palazzo Madama Palazzo Carignano やエジプト博物館 Museo Egizio の前を通ります。
サン・カルロ広場 騎馬像の後ろはサンタ・クリスティーナ教会、右はサン・カルロ教会
王宮 後ろの尖塔は修復中の王宮付属サクラ・シンドネ礼拝堂
しかし何だかあちこちに仮装した人だかりが出来ています。 そうか、今日はトゥッティ・サンティ（Tutti Santi, Ognissanti 諸聖人）の前日です。 いわゆるハロウィンです。 この夕べを大騒ぎするのはプロテスタントの国だけかと思ってましたが、カトリックのイタリアでもあるんですね。 ただしカボチャなんて見当たりません。 仮装してるのは魔女の格好です。 エジプト博物館が開いていて、そこへ集合しているかのようにも見受けられます。 南下して行くとどんどん駅方面から若者隊がそれぞれに仮装して歩いてきます。 今宵は皆大騒ぎでもするんでしょうか。 そろそろホテルに戻っておねんねいたします。
11/06/2008