今宵は、ベヒシュタイン・ザール・ブルンネンでのクリスマスパーティーです。 昨年トリノに一緒に行った方々をメインにお招きいただき、ワインパーティーが催されました。 昨日芦屋奥池でお会いした方々にまたまた連日の邂逅（かいこう）です。 しかし楽しい方々と一緒に飲んで食べて騒ぐってのは楽しいですね。 昨夜の脂海邸でもそうでした。 しかしまあ連日連夜肝臓とか胃とか大丈夫かな、我ながら心配です。
お約束のお時間、少し前に到着です。 厨房では今宵の宴の準備で大童（おおわらわ）。 少し段取りが遷延（せんえん）している模様です。 でもメインの応接間のテーブルは大方準備が済んでいます。 大きなテーブルを取り囲むように所狭しとテーブルセットが綺麗に並んでいます。
未だお食事にありつきそうにありませんので、厨房を覗きます。 大きな燻製肉をスライスしている所を見つけました。 さっそくお味見と云えばナニですが、早い話が摘み食い。 う〜ん、これは素晴らしい。 30年の燻製製造歴のノウハウが一挙に凝縮しているかのような蕩（とろ）けるような食感と、美味。 鶏のもも肉の燻製も美味しそう。
さあそろそろベヒシュタイン・ザール・ブルンネンでのクリスマスパーティーの開宴です。 オーナーさまの挨拶と乾杯です。 最初は矢張り泡の出るワイン、シャンペンです。 先日トリノで仕入れてこられたネッビオーロ種のワインが沢山サーブされる模様です。 おおっ、カ・ローメのバローロとか、懐かしいワインが勢揃い。
これらのワインはオーナーさまが携えて持ち替えられた貴重品。 なんせ防腐剤は皆無です。 日本でいただけるワイン、なんぼ大枚払っても、ボルドーであろうがどこの有名かつ高価なワインでも、防腐剤が入っていますから、現地で飲むお味とは全く違います。
オーナーさまがわざわざ今日の今宵の宴のために、ピエモンテからお持ち帰りいただいたバローロ、バルバレスコは素晴らしい。 なんだか楽しくなりますね。
烏骨鶏（うこっけい）の温泉玉子風を先ずいただきます。 貴重品です。 それから目の前のロース肉、肩ロース肉のお手製の燻製をいただきます。 素晴らしいね、このお味、年季が入っています。 また鶏の燻製も捨てがたいお味です。 それからそれからトリノからお持ち帰りの生ソーセージのスライスとザクロを一緒にいただくと、これがまた素晴らしい。
チーズ芯
キッシュ
話題は勿論昨年のトリノ旅行です。 今年も少しメンバーを違えて行かれた模様ですが、なんせ昨年の旅行が皆にとっては思い出深い、楽しい旅だった模様です。 飲むほどに酔うほどに、クリスマスキャロルも飛び出す始末。 南雲さんが即興でピアノ伴奏です。 さすがにソプラノ歌手だけあってピアノ伴奏なんて楽譜がなくてもお手の物。
お料理はいっぱいあるのですが、もうお腹いっぱいで、おなかがくちくなって全部いただけません。 ワインもほぼ全部抜栓されて飲み干された模様です。 今宵は至福の時を過ごさせていただき、ホント誠にありがとうございました、ベヒシュタイン・ザール・ブルンネンのオーナーさま！
2007/12/23