07/15-16/2000


 久しぶりに例の岩屋の魚屋さんの魚が食べたいな、ということで前の晩から集まって日曜早朝出航計画立てました。 日曜早朝集合ですと大抵誰かが遅刻する、そんなイライラ解消のためもあって前夜の集合とあいなりました。 もともとこの「お魚食べ」はシーズンのハモを食べる目的もあったのです。 誤航様の知り合いがサントピアまで来てくれればハモ鍋をご馳走するとの申し出があったのですが、そんな甘えは良くないと、自腹で行きます別の場所。 いつもの岩屋の魚屋さん、前日から電話で予約です。

 ということで誤航様お迎えで、無牙を拾って買い出しにでかけましたは土曜の四時頃。 いつものコープじゃ良い物がもうひとつですので、奢ります、些細な贅沢ピーコック、芦屋のピーコックで買い出しです。 うーん、何にしょう。 艇で夕食とるのはこの三人と遅海です。 それじゃ、ええいとばかりにステーキにしましょうか、ヘレステーキにいたします。 ヘレ肉六枚も買ってしまいます、四人しか食べないのに。 オードブルとしましては三田屋のハムにオニオン・スライスの付け合わせと特性タレになりました。 伊太利亜ワインのバルバレスコ2本も仕入れ、氷ブロックも買って艇にたどり着きました。

 先ずはビールを飲みながらオードブルのハムをつまみます。 遅海もやっぱり遅れてやってまいりました。 無牙がひとりで奮闘です。 人参、ジャガイモをボイルして、付け合わせの温野菜を作ります。 準備が出来て、フライパンでステーキを、バターで焼きまする。 味付けは塩だけです。 うーん、旨いこのステーキは。 美味しいな、四人でまたたく間にヘレ肉6枚平らげます。 オニオン・スープもありました。 しかしステーキには赤ワイン、伊太利亜ワインはバルバレスコ、とってもお肉に合いますね。 フルボディの重いヤツ。

 あー食べた食べた、美味しかった。 ぼちぼち人が集まり始めます。 皆さんおうちで、あるいは出先で夕食を済ませています。 艇長様・頭坊様・脂海・厨禿・離桜・道恐それに○○○です。 夕食済んでアルコール・タイムとあいなりまする。 今夜は誤航様持参の佐渡島の吟醸酒、それに艇長様ご持参のマオタイ酒で酒盛りです。

 吟醸酒は美味しいですが、マオタイ酒はアルコール度数がかなりのもの。 これは強いとかなんとか艇長様、一人でぐびぐび飲まれます。 かなり酩酊されました。 そしてやおらせっかくの出先でいただかれた中華料理を海に、お魚さんにお裾分け。 だから云わんこっちゃない、こんな強い酒ぐびぐび飲むもんじゃない。 対馬山猫」の時もそうでした。 結局みんな寝たのは一時頃、若者達は三時頃。

 一夜明けまして、出航です。 未だ薄暗いのに出航です。 午前五時です、しかし太陽が昇ります。 眠い目をこすり一路岩屋を目指します。 ちょうど潮は、明石海峡の潮流は連れ潮です。 まだまだ寝足りない人はもう一眠りいたします。 約二時間で岩屋です。 まだ七時過ぎ、お魚屋さん開いてません。 岩屋の手前の岩屋温泉のところの「岩屋県民サンビーチ」の沖合いにアンカー係留いたします。 その前に水深を測ります。 うん約8メートル、底質は砂と貝殻です。 アンカー・レッコです。 長いめにチェーンを繰り出し、「走錨」ないこと確かめます。 ちょっとミズクラゲも泳いでいます。 気を付けてスターンより先ずは若者が飛び込みます。 つられて年輩組も遊泳です。 

 ○○○もお目覚めです。 まだみんな朝御飯いただいてないのに、よっぽどお腹がお空きになったとみえて、夕べの残りのジャガイモをお見つけになってむしゃむしゃと。 塩の替わりに「味の素」を振りかけて、途中までお気づきになりません。 この塩、味が薄いなあですって。

 さあ朝御飯、厨禿がパンをハムをレタスを出して準備です。 特性炒り卵トマト和えも出て参ります。 うん、これは美味しいな、新しいレパートリーを開発した模様。 今日のお昼のことを考えて朝御飯はほどほどにしておきます。 昼前まで泳いでアンカー引き上げ岩屋港を目指します。

 手巻き寿司用にお魚・貝類を五人前、ハモの湯引きを五人前注文です。 その間にご飯を炊いて寿司飯の準備です。 またお土産用にハモを六人前別に注文いたします。 キウリ、カイワレ、シソの葉、沢庵なども仕入れます。 海苔は準備してきています。 

 先ずはハモの湯引き梅肉でいただきます。 うーーん、旨い、これは旨い。 淡路のハモ沼島あたりで穫れたハモ。 ほっぺたがおっこちそう。 つぎに手巻き寿司の始まりです。 淡路の雲丹焼き穴子アワビトロタイシマアジヒラメ剣先イカなどなどいっぱいです。 食べきれないんじゃないでしょうか、と心配しますが、なんせ全員欠食児童。 パクパク、ムシャムシャ、次から次へとどんどん目の前のお魚さんが無くなっていきます。 あー食べた食べた、お腹いっぱい、はちきれそう。 ちょっとお昼寝いたします。 しかしいつものパターンです。 いっぱい食べてバタン・キュー。 牛さんになるタイプ、身体に良くない習慣です。

 さあ時間です、こんども連れ潮で帰ります。 帰りは良い風が吹いているので追っ手で帆走いたします。 空はあくまで青い、完璧に夏空です。 暑い暑い、梅雨明けの空です。 無事着岸、ささっと後始末して離艇です。 こんどの20日、「海の記念日」も集合です。 お土産持って帰宅です。 今夜は今世紀最後の最長の「月食」が観られます。

07/16/2000


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