■日曜日
朝から「レッドロック・キャニオン」を見学に行きます。 ラスベガスからの出口を間違えて、いっとき迷って焦りました。 しかしステーツ・ロード160号線をやっと見つけてなんとかレッドロックに辿り着きました。 これは凄い、岩が文字通り赤い。 レッドロック・キャニオン・ビジター・センターに先ず行きます。 そこでやっと名前を知ることができました、来る途中からいたるところで見かけたサボテンのような木、「ジョシュア・ツリー」と云います。 一周21キロのレッドロック・キャニオンを巡ります。 サンド・ストーンとライム・ストーンが混じって海から隆起してできた岩の塊です。 ところどころにビュー・ポイントがあります。 ここはあまり人が訪れないようですが、どうしてどうして、なかなかの景観です。
（蛇足：レッドロック・キャニオンはラスベガスの西にあり、車で約45分のところにあります。 160号線と159号線どちらででも行けます。 ビジター・センターで料金を払い、反時計回りの一方通行の道路を、車で走りながらでも楽しめます。 要所要所に見所のスペースが設けてあり、車を止めてじっくり楽しむこともできます。）
帰路は159号線で、インター・ステート515号線から州道93号へ入って、フーバー・ダムへ参ります。 直前のボールダー・シティでは住宅街の様なところを走ります。 この町を抜けると、ああっきれい！ ミード湖が眼下に広がります。 そこで小休止です。 ミード湖はフーバー・ダムで堰き止められて出来た、コロラド川の人工湖です。 坂を下ってフーバー・ダムへと参ります。 う〜ん凄いねえ、1931年から1935年にかけて造られた世界最大級のダムです。 車を停めて歩いてダムを見学です。 入場するとき警戒厳重なビジター・センターも見学して、ラスベガスに戻ります。 途中ピザ・ハットで昼食です。
（蛇足：フーバー・ダムはラスベガスの東南東方向にあり、車で約1時間かかります。 ダムの直前と直後に駐車スペースがあり、歩いてダムを見学します。 写真で見るより実物はかなり巨大です。 下の発電所からの送電線を中継する鉄塔が崖の角に斜めに立っているのが印象的です。 ビジター・センターにはエスカレータで降りた地下一階から入場します。 厳重な手荷物検査の後、切符を買うことができます。 国連ビルの入場と同じです。 ダム建設の解説や当時の道具類、機器類が展示してあります。 ビデオや映画もやっています。 一番上に上がるとダムの全景が良く見えます。）
ラスベガスに戻って、ホテル「べッラージョ Bellagio（ベラージオ、ベラッジオ）」にチェックインです。 ここでは駐車は、バレット・パーキング（valet
parking）オンリーです。 部屋の鍵は金属の鍵の形をしていますが、磁気でメモリーが埋め込んであるタイプです。 部屋は5006号室で噴水の見える側でした。 最高のロケーション。 ホテル内を少し探索して、さっそく向かいのパリス・ホテルのエッフェル塔に昇ります。 アメリカではエッフェルとは発音しなくて、アイフルだそうです。 このパリス・ホテルの一階のカジノは、エッフェル塔の脚がむき出しになって張り出している設えになっています。 天井はパリの空を模してあります。 エッフェル塔の上からはラスベガスが一望出来ます。 ちょうど向かいのベッラージョで噴水のショーが始まりました。 出かけにも、噴水ショーをやっていました。 ベッラージョというのは、元々イタリアのコモ湖の二股になった付け根に突き出している岬の町の名前です。
夕御飯は、せっかくですからホテル・ベッラージョの有名なシー・フード料理の「アクア AQUA」（ZAGAT No.2 TOP FOOD in Las Vegas）に参ります。 コンソルジェを通したおかげで、とても良い席をもらいました。 ふと隣の席を見ると日本人の親子連れがいます。 そのテーブルの上のワインを見てびっくり。 何と「ラ・ターシェ」じゃありませんか。 このワインは日本で飲んでも、どこで飲んでも高い酒。 ワイン・リストで、いったい幾らくらいするのか、確かめてみます。 すごい！ 3200ドルもするじゃないですか！ 世の中にはこんな人もいるのかと感心しました。
料理のオーダーです。 前菜から三品、アントレから三品注文します。 しかし量がどれくらいあるのかまったく判りません。 キャビア（ベルーガ）、シー・スカロプとフォアグラ、冷製カイ・エビ・カニ。 シーバス、オマール、フォアグラ・ホール、猪戒がもう一品づつ追加です。 キャビア（セブルーガ）とタルボです。 もの凄い量です。 特にフォアグラ・ホールの量たるや筆舌に尽くしがたいですが、とても美味しかったですねえ、ここのお料理すべて。 あまりの美味しさに涙が出てきそうです。
