その2-2
「モロ要塞」(Castillo de los Tres Reyes del Morro)見学。 ゴメス像のロータリーから海底トンネルで、ラ・バーナ湾口の下をくぐってすぐのところ。 ここからはラ・バーナ旧市街や新市街、はるか西のミラマール地区まで見渡せます。 すぐ横の、毎夜9時に大砲を撃つカバーニャ要塞(Fortaleza de San Carlos de la Cabana)と対岸のプンタ要塞(Castillo de San Salvador de la Punta)とで、ラ・バーナ湾口とラ・バーナを守っていました。
暑いし観光も飽きたので、1440オテルに戻り鼠海とシエスタでも。 しかし頭坊・緩海は遊び続ける模様。 無牙もつられてオテル屋上テラスでまったりと。 緩海は日光浴、Over Fiftyの2人は日陰で。 ダイキリ・モヒート・ビールを痛飲。 これが後に緩海に、「痛恨の一撃」となることを誰知ろうぞ。
1700、3人でオテル周辺、オビスポ通り(Calle Obispo)を中心に散策。 日曜日で大半の店はClosed。 観光客がそぞろ歩きしても、全く危険な印象は受けない。 葉巻売りのクバーノ（Cubano：クーバ人男性）が「ハポン？ チーノ？」（Japon? Chino?）と声を掛けてくるが、「No thank you」と答えればそれ以上付きまとわない。 東南アジア諸国と随分違う。 感じイイです、ラ・バーナ好きです。
オテルに戻ると鼠海はシエスタ中、全く「喰うことと寝ること」にかけては右に出る者は居まい。 シャワーを浴びてディナーに出かけます。 1900歩いて直ぐの「ラ・フロリディータ」(La Floridita)、ヘミングウェイは「El Floridita」と男性名詞の冠詞を付けていましたが。
入口左の一番奥の席が彼の定席でした。 奥の部屋にはテーブルが10卓ほど在るが、なんと本日はハポネスが独占。 2〜3グループがそれぞれ添乗員に連れられ席に着きます。 新米風の添乗員が大きな声で必要事項？を説明しますが・・・。 改めて拙等は団体パッケージ旅行には向かないと確信。 「乳海の一人旅」とまでは、とても及ばないが、少しは自力も発揮したい。
料理はクーバ定番？のサラダ（トマト&キャベツ&キュウリ）、タイ(Guachinango)・エビ(Camaron)。 飲み物はダイキリがセットされてるが、Cuatro Papa Daiquiri！（パパ・ダイキリ 4杯）、ラム倍量砂糖抜きです。 今晩はVino Blanco(白ワイン)。 大柄のウェイターは柔道の選手だった、とOさんが教えてくれる。 何段かと聞くが、黒帯までいかなかったと。 そこで緩海が柔道部で主将だったと初めて知る。 他のテーブルではデザートの「ベイクド・アラスカ」に歓声が上がってる。 このハポネス全員、次はトロピカーナ(Tropicana)でショーを観る模様だが、時間が迫ってるよ。 各社添乗員さんがドタバタしだす。
約20分ほどミニバスに乗り、新市街の南に位置する「トロピカーナ」へ到着。 混雑してるが、現地旅行社のKさんが先乗りし、席を確保してくれた模様。 なんと「かぶりつき」、ありがとう。 1ドリンク付いてるらしいが、モヒートを頼むと別料金だとか？ ヨロシヨロシ。 後でテーブルにHabana Clubとトロピ・コーラ(クーバ製コーラ)が出された。 これをカクテルすると「クーバ・リブレ」(Cuba Libre：自由なるクーバ)、コカ・コーラでは駄目ですよ。 がぶがぶ飲みます。
ショーは2200から始まり2340まで12演目ほど。 全く飽きない、ノリノリです。 文字通り「Unforgettable Night」となりました。 中でも「Cuadro Negro」（4人の黒人）は吃驚。 無牙は元体操選手だったのでひときわ荒技に絶句。 かぶりつきで観賞すると、セクシーさを感じる前に踊り手の息づかいまでが伝わってくるので感動すら覚えるよ。 あれっ、そう言えば緩海がトイレに行ったまま帰ってこないじゃないッスか。 まあ、腹でもこわしたんでしょ。 ああ、今日も楽しかった、さあ、帰って寝ましょう。
つづく
忘れ得ぬクーバ その3 へ続く