1985年12月28日東京グアムヨットレーススタート前日、横須賀のホテルで前夜祭が行われました。 艇長は「NOMI」の紹介の時に何て言ったかわかります？ 今でも鮮やかに憶えています。 「（西宮）から(西)と（や）をとれば（のみ）になるんですわ」ですと。 パーティーの席でとっさに出たんでしょうか？ それとも前から考えてたんでしょうか？ まあ考えられんことを言う艇長ですわ。 しかしどういう意味があるんでしょうねえ。
結構盛大にパーティーは催されました。 たしかスポンサーが後援でついていたと思います。 コンチネンタル航空とWalk Yokosuka だったと思います。 しかしパーティー会場ではあまり食べるモノがなくってあとで皆で中華料理を食べに行ったのを思い出します。 それでやっとお腹がいっぱいになって寝られました。
スタート前日 横須賀岸壁にて 前夜祭会場にて 29日スタート海面は見送り・取材のヨットやボートでいっぱいでした。 スタートの合図の信号旗降下と同時に警笛が鳴らされます。 これからグアム島まで走り続けねばならないかと思うと不安と心配と緊張で胸がいっぱいになります。 ホントに無事に着けるんだろうか。 胃のあたりが締め付けられてきます。
スタート後の緊張も取れて 東京湾を出る頃より徐々に風が強くなり富士山が西にきれいに見えました。 富士がはっきり見えると強風の吹く兆しとか。 案の定その後数日は激しい風と波でほぼ全員が船酔いでダウン。
ワッチの時間だと言うのにダウンした二人はキャビンでお休みに 火傷の足を上げてないと痛みが強い まっぷたつに折れたブーム 元旦、二日と事故に見舞われた「NOMI」ですが、なんとか切り抜け北緯二十度線を越え、暖かい明るい南の海に突入です。 ここまで来ると夕方から前方やや左手上空に「南十字星」がはっきりと見えてきます。
四八の作った巻き寿司を食べる グアムは間近 日章旗を揚げて グアム知事公邸にて 韓国焼き肉店で 結局、４着で５位でした。 1400海里を９日と一時間まあよく走ったモノです。
01/10/1999
