もう10月も半ばだと云うのに何ですかこの暑さ、半袖シャツで充分じゃないですか。 しかし今日は良い天気、秋晴れとでも言うんでしょうか。 天高く馬肥ゆる秋ですね。 この慣用句は秋になると空も澄んで高く晴れ渡り気候も良く馬の飼料も豊かになり馬も元気にたくましく肥えてくる、と言う意味もあるんでしょうが、実は「警句」なんですね、漢人の。 この季節になると北方から匈奴（きょうど）が攻めてくると云う危険性を言い表した言葉なのですよね。
いつものように誤航様お迎えです。 何やら顔が、目がうつろです。 きっと二日酔いでしょう。 昨晩某所で同窓会があったとか。 実はその前日も、前々日もアルコール浸りであった模様。 三日連続酒浸り。 結構なお歳なのにこの体力、信じられません。 もうじき二人目の孫がお出来になると云うのに。 三番目の「土二つ」の娘さんに男の子が誕生予定です。 ういまごが「海」と云う命名でしたから、二人目は「陸」にしたらとかなんとか三女夫妻に云って、無視された模様。 もう、御自分の子じゃないんですから、あまり口を出すと嫌われますよ、おじいちゃん。
無牙宅に向かいます。 三人揃っていつものようにハーバーへ。 今日は誰が艇にやってくるか把握出来てない模様。 ひょっとしたらこの三人だけかも知れんなあ、とか云いつつコープに立ち寄り、取りあえずのビールのアテでも求めに行きます。 今日は誤航様、昨夜食べられなかった余り物の、ホエールの赤身とコロをご持参です。 ハリハリ鍋でもと思って水菜を探しますがありません。 どういうこっちゃ水菜も置いてないとは。 仕方ないので青ネギを代用にします。 シメサバと牡蠣もゲットしました。
ハーバー入り口で緩海にバッタリと。 ポンツーンから海面を眺めますと、水がきれいに透き通っています。 気温は高くってもやっぱり秋ですね。 プランクトンなど発生しないのでとっても海が綺麗です。 底まで透き通っています。 夏の海はここら辺りはメッチャ汚いんですが、秋ともなればきれいになってきます。 冬はもっときれいになるでしょう。
さっそくキャビンで無牙がコロを煮てくれます。 そこへ某造船の○○○さんがやってきました。 この間からの懸案事項のエンジン・オイル交換の見積書を持ってきた模様。 誤航様は自分でやると言い張りますが。 まあ好きにさせたらいいでしょう。 誤航様、先週艇に携帯をお忘れになった模様。 すでに電池は干上がっている模様。 続いてクルー達登場です。 嚥玉・遅海・ブ○○・道恐・離桜・ケ○○○です。 全部で十人ですか。 シメサバ、コロ、牡蠣バター炒め、ハリハリ鍋風、の順にいただきます。
さあ今日のお昼を段取りしてもらいましょう。 道恐が先頭で買い出しです。 すき焼きがええなあ、うどんすきもええなあ、皆勝手な事を云います。 結局良いすき焼き肉がなかったので、鶏飯と云うことになりました。 玉子を一緒に煮ない、親子丼風でない鶏飯です。 玉子はゆでてスライスしたのが乗っています。 ふーん、こういう鶏飯もあるんですね、鶏は独立して味付けしてあります。 うん、これはなかなかの味、さすが道恐です。
しかし一緒に供されたアサリの澄まし汁、とっても美味しかったんですが、誤航様の食べ方で興ざめです。 アサリの殻をあらかじめ身からはずして、なんとテーブルの上にお出しになります。 貝の身だけは椀の中、子供じゃあるまいし。 なんちゅー食べ方ですかこれは。 みっともないと云うか、きたないと云うか、どういう育ち方されたんでしょうか。 家の中ならまだ、許されないけど、まあきたないけど、身内だけ。 ひんしゅく買っててもそれはそれ、よその人が見ていませんからまだ良いか。 しかしねえ、公衆の面前で今までこんなことされてたんでしょうか、常識を疑います。 もうじき孫二人になるというのに。
さあいただくモノもいただきましたので、さっとかたづけて出航です。 風もそこそこある模様。 機走でハーバーを出ます。 メインを揚げ、ジブも張り出します。 さあ帆走の始まりです。 風力は20ノットくらいでしょうか、北寄りの良い風です。 帆走は機走と違いますので誤航様・嚥玉から道恐、遅海にヘルムス交代です。 ハイ・ピッチのアルコール摂取で、誤航様はお休みです。 なんだかケ○○○とかブ○○も寝に行きます。 なんという体たらく。 オールド・ボーイ達と緩海・遅海・道恐で帆走です。 離桜は家庭内が色々急にドタバタし出した模様で、今日はお昼を済ませて、帰宅です。 まあお目出度ですからええでしょう。 離桜様おめでとう。 ホントよかったとみんな思っています。
セーリングでどんどん沖だしします。 それにしても船底がきれいですから、よく滑る。 やっぱりプロの仕事はすばらしい。 お目出度と云えば、そうそう乳海宅のシ○○○○が結婚です。 ハワイ方面で結婚式とか。 この航空事情の危ない折に、明日家族連れでハワイに向かう予定。 嚥玉一家も長女を除いて一緒に出かける模様。 16日に式だそうです。 今ハワイなんかに行く日本人は殆どいないそうですから、きっと歓迎されるでしょう。
ふと見ると、ハーバー方面から10艇ほどのパワー・ボートが一列に沖に、こちらに向かっています。 めちゃくちゃ飛ばしています。 いったいどこへ行くのでしょう。 よく見ると僚艇ばっかりじゃありませんか。 なんちゅー迷惑なことするんやろ、曳き波がすごいです。 こっちは、か弱いヨットですからして、どもならんな。
引き波も過ぎ去ったので、ゆっくり帆走です。 さんざんタッキングを繰り返します。 かなり風も出てきましたのでヒールします。 ガンガンにのぼります。 船底がきれいなのでのぼり角度も良くなるんでしょうか。 あまりのタッキングとヒーリングで寝てられなくなったのか、誤航様起きだしてきます。 いきなりラット持たせてよ、ですって。 何考えてるんでしょうね、誤航様。 そんな寝ぼけ眼（まなこ）で云うたらアカンよ、まして機走じゃないんだから。 せっかくの願望も敢えなく却下です。
さあそろそろ帰りましょう。 頭坊様からの携帯で、ハーバーで待機されてる模様。 週末の段取りについての相談がある模様。 ポンツーンに頭坊様待っておられました。 もやいを取ってもらいます。 どうもどうも。 さっさと片づけます。 そろそろ日も落ちてきました。 秋の日のつるべ落としでしょうか。 夕陽・入り日がきれいです。 週末はまたまた京都方面、祇園あたりでお遊びの模様。
10/14/2001