BAWAを訪ねるスリランカの旅 Visiting Geoffrey Bawa to Sri Lanka
その5（アーユボーワン）
第5日目 2004.9.22(水) KANDALAMA <ELEFHANT MOVEMENTS> HABARANA → POLONNARUWA <POLONNARUWA RUINS> → HABARANA <ACME TRANSIT HOTEL> → SIGIRIYA <SIGIRIYA ROCK FORTRESS>
04:50起床、晴れ。 06:30朝食、食堂の外に猿がウロウロ。 Mちゃんは、アグレッシブだ。 辛いものに果敢に挑戦するし、シンハラ語にも挑戦。 「なになに、ください」ってのが「なになに、デンナ 
」と知るや、「ビア、デンナ」連発。 でも、ほんとに関西人が親しみやすい発音、多いよ。 「辛い」は「サライ
」、みんな大声で、「それ、サライか？」「そんなにサラない」「これ無茶サライで」。
今朝Mちゃんは、右手でカレーを食べてます。 手の平を汚さず、指だけでお米とカレー具を混ぜ、口に運ぶ。 こうした方が、上手く混ぜられる模様。 ホテル前、カンダラマ湖周辺に白い斑点のスリランカ・マダラ鹿が。
カンダラマ・ホテルからはシーギリヤ・ロック（右端）がよく見える
カレーは右手で
「ka-n-da-la-ma」の「ka］をロゴに
カンダラマ・ホテル エントランス前にて
07:50ポロンナルワに向け出発。
ウパーリさんのバスの中でのレクチャ。
沢山動物が居るが、蛇に噛まれて死ぬ人、400人/年。 シンハラ人はシンハ（ライオン）のラ（血：子孫）。 〔シンガポール（シンハ・プラ）はライオンの都。〕
日本との友好にも歴史がある。 先の大戦後の処理で、故ジャヤワルダナ大統領が仏陀の言葉「憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む」を引用し日本を庇ってくれた話は有名。 日本の援助で1001床の病院が建てられたり。 学校は08:00まず読経で始まる。
ダンブッラで値上がりしたガソリン給油。 1/3は電気がない地域があり、灯油が必需品。 国が10数ルピー/L負担してでも値上げは抑えてる。 TVもまだまだ普及してない。 牛肉を食する人は1/3、ベジタリアンも多い。 中央マーケットには、さつまいもや玉葱など集積されてる。 映画館もあるけど、10・12・14･16時開始で夜は上映しない。 街の看板、三段で上からシンハラ語・タミール語・英語の表示。 08:20ポロンナルワまで65km。
8:45唐突に「象に乗ろうぜっ」て事に。 1hrも時間ないから30分で良い。 料金は変らず20USD（2200JPY）/人、高いけど良いよね。 Mちゃんが凄く期待してるし。
5人一緒に一際デカイ象に乗って09:15から30分程、湖沿いを「エヘッ！、エハッ！エヘッ！」って象使いの合図で進む。 モンキーバナナ200LKRで買って頭の上から象にあげる。 止まることの無い食欲。 そらあこんなんじゃ、ごはん粒1つずつ食ってるみたい、かなあ。
アーユボーワン
" Good luck! "
09:55出発、10:04トイレ停車。 10:50ポロンナルワの湖に到着。 800年も前なので、土地をならすのは象。 30cmの盛り土を踏み固め、3cmにする事を繰り返したらしい。
ついでポロンナルワ（POLONNARUWA）の遺跡（RUINS）を巡る。 最初は宮殿跡。 つぎに謁見の間。 でも、暑いなあ。 ごめんなさいウパーリさん。 あんまり興味ないわ。 サクサク進も。 バスに乗ったら降りないのよね､わがままな人達。
なんとか1ッ箇所だけ降りて焼けた砂地の上裸足になって、一枚岩から彫り抜いたガル・ヴィハーラ（GAL VIHARA）というアーナンダの立像と仏陀の涅槃像の写真とったのが限界。 「もうええわ」。
宮殿跡をバックに
謁見の間
謁見の間の横にある沐浴場
ガル・ヴィハーラの上に屋根を作るとか
ガル・ヴィハーラ 座像
ガル・ヴィハーラ 左奥 アーナンダ立像、右手前 仏陀涅槃像、まとめてひとつの岩から掘り出したもの
11:50引き返し、12:47昼食場所ハバラナ（HABARANA）の「ACME TRANSIT HOTEL」（アクメ・トランジット・ホテル）へ。 ゆっくり食事し13:50シーギリアへ向かう。
左 シナモンの香りのする爪楊枝、 右 THREE COINS BEER
胡椒を振り掛けた方が美味しかったスープ
カレーの具がいっぱい
ACME TRANSIT HOTELの入り口長椅子で食後の休憩
途中14:10、なんだか観光用？の民家訪問。 道路沿い、看板代わり？のインド・カンムリヤマアラシが鎖に繋がれスイカを食ってる。 年齢不詳の女性（30歳位らしい）について、民家を見学。 子供は学校に行ってるらしいけれど、なんかあまり生活臭がない感じ。 土地は広いし、実際にどんな生活しているのか想像がつかないな。 カレンダー数字が縦並び。
インド・カンムリヤマアラシ
民家屋内
縦書き数字のカレンダー
椰子の実を摺り下ろす真似
14:25出発14:40シーギリヤ･ロック（SIGIRIYA ROCK）に着く。 どっかの情報で1,200の階段と聞き。 OLD BOYはビビル。 四国金毘羅の階段で800段やからねえ。 Mちゃんは仕事都合で夕方１人で日本に帰る。 1hr位で戻らないと、後のスケジュールが押すし。 焦って鼠海・無牙が突き進む。 景色なんか見る余裕なし。
中段のフレスコ画、シーギリヤ・レディは想像していたより、なんだかなあ。 ミラー･ロックもなんだかなあ。 ライオンの入り口も。 さあ、急な鉄階段に差し掛かると、弱って見えたか(笑)頭坊に「禿げたか尻押し男」が張り付く。 チップ目当て。 頭坊は弱ってないけど、高所恐怖症でビビッてただけ。 しかし、しつこくしつこく手を引き、抱きかかる。 面倒や､放っとこ。 頂上からの展望、もう少し晴れてたら絶景かも。
尻押し男がチップ「1,000LKR、10USD」要求されるが、「アホ云え」、と5USD渡す。 下りサクサク降ります。 みんな急に口数が多くなる。 達成感と安堵、実は他にも高所に怯えてた人多数。 なんや、あんなもんか。 実は往復で1,200段だった模様。
シーギリヤ・ロックの周りは城塞跡の名残をとどめて掘り割りが
木立の向こうにシーギリヤ・ロック
近づくと切り立った崖に足がすくみそうに
中腹より来た道を振り返る
中腹、フレスコ画への螺旋階段が奥に
フレスコ画の場所よりの展望
ミラー・ロック
ライオンの入り口
ここからさらに崖伝いに頂上へ
崖の途中より
頂上より下界を
ついに征服、シーギリヤ・ロック頂上
帰路は楽々
コブラ岩
15:55帰路につく、ティラックさんが詳しいので近道通って16:40カンダラマ･ホテル着。 名残惜しいけど、Mちゃんは身支度して18:00に出発予定。 ドライバーとガイドが遅れ結局出発できたのは18:40。 でも人の良さそうな二人だったので良かった。 深夜にSINへ飛び。 明日中SINで過ごし再び深夜にKIXに飛ぶ。 KIXからは仕事場に直行の模様。 猛烈！放浪仕事人！。
Mちゃんとの別れ
アーユボーワン！
「また日本で会いましょう！」
頭坊・鼠海は18:30からマッサージ。 Sちゃんは19:00から、無牙は19:30から1hrマッサージ。 全員終えて21:15から夕食。 正方形の4人掛けテーブル「急に寂しいなあ」。 でも、しっかり食べる。 22:00就寝