今宵も大阪の割烹料理屋さん。 「とんぼ」です。 上町の老舗です。 驚いたことに、当然かも知れませんが、あのZAGAT大阪・神戸・京都編に掲載されています。 しかも2003年版から途切れることなく、ずーっと載っています。
今日は朝から珍しく大雪で、いっとき出かけるのを躊躇（ためら）うくらいのヒドい雪降りです。 車もアカン、バスもアカン、どうすりゃいいのかミカンやら。 結局徒歩にて雪の中、アイゼンならぬ、スパイクを靴に装着して降りしきる雪の中、徒歩にて鉄道駅まで参ります。
電車に乗れば、普通の日常の模様です。 しかし、目的地駅で降りますと、まだまだ雪が道路に残り、一部は凍結で、とてもアブナい模様です。 スパイクが靴の底にあるとまったく安全で、スイスイ、どんどん平気で歩けます。
やっとたどり着きました。 とんぼです。 大昔から取り残されたようなお店です。 通りに面して、ここだけ時間が止まっていたような。 「繁栄を極めた頃の大阪」を感じさせる「古色蒼然とした」佇（たたず）まい。 先着さま約2名、どうもどうも、この雪の中、ようこそ起こしでお疲れさまでした。
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しかしキャンセル誰もいないとは立派です。 呼びかけ人の威光でしょうか。 ほぼ時間通り、全員集合です。 二階の個室です。 ここが一番広いお部屋でしょうか。 総勢14、5人でしたか、13人くらいでしたか、あまりよく憶えていませんが、なんせ団体です。
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ビールに、ヒレ酒をオーダーです。 そう、今日はふぐ料理です。 お通しから、てっさに始まり、焼白子、てっちりと続きます。 その間、ヒレ酒、継ぎ酒、ヒレ酒、継ぎ酒と、延々と続きます。
飯蛸甘煮
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てっさ大皿
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焼白子
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てっちり
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雑炊
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最後は当然、ふぐ雑炊。 やっぱり、大阪はふぐ料理。 世界一のふぐの消費量。 ああ、満足です。 毎年一回この店でご馳走になって、何年になるのでしょう。 まったく繁華街ではない、知る人ぞ知る、穴場的存在。 あのZAGATに掲載されていたとはねえ。
02/09/2008