今宵は大阪の焼鳥屋さん、「とり焼 一本松」ってお店です。 ここの売りは全部生で食べられるほどの新鮮な鶏肉を使ってることと、客が勝手に七輪で炭火焼するってことですかね。 ここを訪れるときは、焼き鳥の煙の臭いが服に染み付くので、一張羅は禁忌です。 どーでもエエような着古した服着て参りましょう。
場所は大阪の焼き鳥激戦区福島です。 JR環状線福島駅のすぐ傍です。 このあたり、焼鳥屋さん結構ある模様。 まあ焼き鳥屋さんってどこでもありますが、それぞれに特色がありますね。 ところでこの店の名前、「とり焼」って書いてます。 焼鳥、焼き鳥、焼き鶏、ヤキトリ、やきとり、いったいどれが正しい表記なんでしょうか。 広辞苑でも大辞泉でも「焼鳥」表記ですのでこれが一般的なのでしょう。 とり焼ってのは特殊な用語でしょうか。
お店に入ると、テーブルというテーブル、すべて予約席の札が立っています。 よほどの人気店、平日なのに。 まあザガットサーベイOsaka/Kobe/kyoto編に載ってるくらいですからね。 予約も取りにくい模様です。
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こんな能書きどーでもエエから、早くいただきましょう。 とりあえずビール、次にお酒、菊正宗お燗です。 鶏は生から、つまり刺身から参りましょう。 普通は肝、砂肝、笹身くらいですが、ここにはもも造り、皮の造りがあります。 訊くところによると鶏は九州方面の地鶏とか。 例の知事の宮崎ではありません、鹿児島の地鶏だそうです。 めんどくさいのでコースです。 先ずは前菜です。 野菜サラダともも甘辛煮です。
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もも造りと肝造りが最初に出て参ります。 一口大にアレンジしてあります。 おろし生姜でいただきます。 タレは醤油と、胡麻油、それに山椒・唐辛子・塩です。 ここの肝は見たこと無い色です。 美味しい！ この肝素晴らしい！ もも造りも行きます。 ミンチ状にというか細切りを団子状にしてあります。 う〜ん、これはいただいたことはありません。 少し歯ごたえがあってこれも美味しいな。
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次にコース外の皮の造りです。 少し凍らせてある感じです。 これも一口大です。 おおっ、この味はどう表現したら良いのでしょう。 皮というより脂身の感じで美味しい！ 思わず他人（ひと）の分までパクパク行ってしまいます。 しかしまさか皮が生で行けるとは、びっくりです。
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さあ七輪が運ばれます。 炭がいこっています。 鶏肉が大きなお皿にてんこ盛りで運ばれます。 肝、もも、つくね、皮、ネック、脂身その他色んな部位が混ざっています。 ドナルド・ダックもあります。 水戸です。 自分たちで鶏肉を好きに焼くから「とり焼」って云う模様。 野菜もたっぷりあります。
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ほとんど生で行けるのばかりなので、さっと炙るだけのような感じでいただきます。 やっぱり生で行ける肝は焼いても美味しい。 つくねとドナルド・ダックとか脂身は比較的普通の焼き加減でないとやはり無理模様。 野菜もどんどん焼きましょう。 脂身は金網に載せると煙もうもう。 座る席の位置によってまともに煙を浴びる模様。 幸いここは上に上手い具合に舞い上がって逃げてくれます。 なんだか焼き肉屋さんのようです。
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しかし、いつも思うのですが、ネギとか玉ねぎとか椎茸は殆ど主役にはなれませんが、無くてはならない名脇役って感じですね。 これらの野菜があることによって主役の鶏肉のお味が引き立っているのです。 う〜、玉ネギの甘くて美味しいこと！
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こんがり焼けたドナルド・ダックは、とっても美味しいです！ ドナルド・ダックってのは洒落ですが、この部位は、「水戸」とも別シャレで言う、ボン尻もしくは三角のことです。 水戸は黄門の上にあり！
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おやっ？特別料理というか、ご主人からのサービスです。 別メニューというか、コースに入っていない心臓と背肝です。 う〜ん、これがまたバカ美味（うま）。 美味しいね！ 鶏の心臓ってホント美味しいな。 この背肝も堪りません。 とり焼終了です。
心臓・背肝
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次にガスコンロと鍋が運ばれます。 すき焼きです、鶏のすき焼き、すでに出来上がってるのを運んでいただきます。 溶き卵にひたしていただきます。 周り見てもコースだけいただいてる人ばっかりで、コースとすき焼き両方行く人なんて皆無の模様。 ここの鶏は地鶏だけあって歯ごたえが、お味が堪りませぬ。
さっきのとり焼の時、わざわざ焼いて残しておいた脂身をすき焼きに放り込んでいただきますと、これがまたバカ美味（うま）。 最後にうどんを入れて締めくくり。
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さらに赤カブのお付け物と鶏スープ茶漬けです。 う〜、おなかくちくくちくなりました。 お腹いっぱいです。 かなり胃にもたれています。 締めくくりは抹茶アイスです。 メタボ完成！
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あ〜美味しかった。 ごちそうさまでした！
04/16/2008 記