幼い頃から、海に接する機会が多く知らない間に海が大好きになってました。
修学旅行で、沖縄本島に行った時、「沖縄本島の海がこれほど綺麗だったら離島はどれほど綺麗なんだろう？」と言う疑問を持ちました。
高校を卒業した年に西表島に行き数多くの方々と触れ合う事ができものすごく楽しかった思い出が忘れられず、しばらくは遊べなくなるので遊び納めに3月22日〜30日まで、私は、「可能な限り多くの人と話して触れ合う」と言う目的で沖縄県の八重山諸島に行ってきました。
なんでこんな目的を持つようになったのか分かりませんが、ノミグループにいてたから？って思ったりします。 なんか人生で、一番大切なのは、人との触れ合いだと自分で思っているから？なのかもしれません。 この目的を果たすには、一人が最適でさらに島の雰囲気、風習、など思う存分満喫できるので、一人で行ってきました。
22日朝0500起床、0540に家を出ようとした時「あれ？？」家の鍵がありません。 これでは出発できません探しても探しても見当たりません、朝早くからマア君に電話です。 どうやら昨日父親の誕生日会を兼ねたマア君の新居でのお食事会に行った時に鍵を忘れていたようです（しょっぱなから波乱が生じ心配な旅行の始まりです）。
鍵があったので急いで阪急芦屋川に西宮北口から高速バスで伊丹空港へ急ぎます。 無事伊丹空港に到着し0815、伊丹発石垣島着の飛行機に搭乗です。 1120石垣空港に到着、1530発の船なので時間は十分あったので7キロ近くありましたが歩いて、石垣港に行きました。 それでも時間があったので石垣市立図書館へ歩いて行って八重山の文化についての書物を読み時間をつぶしていよいよ波照間に向けて出発です。
波照間は、石垣島から40分ぐらいの東西に長い日本最南端の島です。 22日、23日は天気が悪かったけど、ずっと泳いでいました。 ただ泊まった民宿では、食後の宴会などが一切無く思った民宿ではなかったのが残念だったのですが23日の夜知り合った、サトウキビ苅りをしてるMさんの家に行って泡盛を飲み三線を聞き楽しかったです。
24日朝0930の船で石垣島に戻り1130に竹富島に行き自転車で島散策です。 竹富島の道は砂が多く雨が降った後だったので自転車はすぐに返して徒歩で色々散策しました。 雨が降って寒かったですが、コンドイ浜で、札幌からいらっしゃったSさんに出会い御話をしていると、姪やご両親と一緒で総勢5人での旅行をなさってるとの事で、色んな話をしてると、Sさんの姪が登場です。 で雨が降っていましたが一緒に泳いで、非常に楽しい時間を過ごしました。 夜は夜で、食後にお爺が三線を弾いてくれて大盛り上がりでした。
25日は、竹富島の集落で偶然的に波照間で少し話しをしたけど名前を知らなかった男性(Hさん）と再会し、むっちゃ嬉しかったです。 コンドイ浜を歩いていると女性が貝殻を拾っていましたので、「こんにちわ」と挨拶したら後ろを振り返って「こんにちは」と笑顔で返事をしてくれました。 その時「もっと、お話をしたい」と思いましたが、私と同様に一人でいらっさってるのであれば、「あまりお話をしたら嫌だろな」と考え、それ以上話す事無くその場を去りました。
26日竹富島（周囲10キロぐらい）を一周しようと海岸を歩いていると海草を採っているおばさんに遭遇し気が付けば2時間近く海草採りを一緒にしてました。 おばさんはYさんと言う方で息子さんは自治医科大学を卒後し今は石垣島で病院研修をなさってるとか・・・・・・・。
潮が満ちてきたため島一周をあきらめYさんに車で集落まで連れて行ってもらい再び大好きなコンドイ浜に行くと再びHさんと再会です。 Hさん曰く「向こうに綺麗な女性がいらっしゃったから写真を撮らせて頂いた」興味しんしんな私は、写真を見せてもらったら、昨日話しかけた女性でした。 Hさんに昨日の出来事を話してるとちょうどそこに写真に写っていた女性が通りかかり私の事も覚えてくださっていたので、自己紹介です。 私「兵庫県出身Fです」女性「秋田出身Tです」海を見ながらしばらく3人でお話をした後少しお酒を飲みに行って27日は黒島に行くと決めていたけど、Tさんが、ゲストハウスを紹介してくれたので27日は宿を変えて竹富島のゲストハウスに行きました。 ゲストハウスには、サトウキビ苅りをしてて休憩しに来た人、世界中を旅行してる人、私のように観光できてる人などなど民宿とは違った出会いがありました。
28日朝黒島に行きました。昼前に到着しましたが、大潮のため潮が完全に引いてしまっていて風が強かったので海水浴は中止です。 その代わり昼間からたまたま見つけたお店で泡盛を飲んで踊りまくり楽しい時間を過ごしました。 29日も黒島に泊まる予定でしたが、民宿のオーナーがいらっしゃらないので夕食後の宴会はできないとの事だったので29日朝一番の船で石垣島に戻り再び思い出の島竹富島に戻りました。
旅も最終に近づいてきたので29日は旅の思い出を思い出しながら島を一周し海を眺めながらHさん、Sさん、Tさん、・・・・・旅先で出会った方々の顔を思い出しながら、チョッピリしんみりした時間を過ごし、昼過ぎから晴れ始め、この旅で初めて夕日を見ました。
30日旅の最終日はとっても天気が良く本当に美しい太陽が私を出迎えてくれました。 27日から大潮が始っていたため、ノミで養った能力を生かし30日は潮が引く前（朝0800頃）から泳いでました。 潮が引いた後は、さんご礁を探しにイケるとこまで浜から2キロぐらい沖に行って、石垣発 伊丹行1625の飛行機ぎりぎりまで、遊びまくり石垣島へ行き飛行場へちょっと時間があったので、名残惜しい気持ちを吹き飛ばすため3合瓶の泡盛を頂き、酔っ払い状態で搭乗です。
宮古島で燃料補給のためしばらくターミナルで待期です。 寂しがり屋の私は隣にいたおじさんと話をしてたら、おじさんは「兄ちゃん顔が真っ赤やし酒好きそうだからこれを飲んで」とカップの泡盛を差し出してくれました。 飛行機同様私も燃料補給です。 伊丹に着くと空がおかしく見たらチョッピリ雪が降ってました。 なんだこの気温差は？？？ 2200無事帰宅。
今回は前回旅行をした時のように スカイメイトを使用できなかったので帰る日を先に決めてしまって、限られた時間ですが８日間一人でフラフラしてました。 天気がいまいち良くなかったですが「可能な限り多くの人と話して触れ合う」と言う目的が達成できて、最高の旅ができました。
冒頭でも言いましたが友達や家族と旅行するのはそれはそれで、楽しい思い出にはなりますが、「可能な限り多くの人と話して触れ合う」ためには一人で行く必要があり、竹富島は小さい島なので日帰りでも十分楽しめるかもしれませんが、日帰りでは決して味わう事ができないであろう、島の風習、文化、生まれも育ちも竹富島の年配の方々との触れ合いなどなど限られた時間の中で最大限に色んな事を体験できたように感じます。 しばらくは忙しくなるので、旅行はできませんが、この思い出を心と写真に残し2年後再び楽しい旅行ができるようにしたいです。
旅行には人それぞれの目的があるはずです。 今回も多くの家族連れで観光なさってる方々を見ました。 旅行には人それぞれの目的があるはずで、自分が家族を持った時は「家族が一番、家族旅行はリゾートだ」と言う目的になってるかもしれませんが、必ず八重山諸島に子供を連れて行きたいと思いました。
八重山なんかには、めったに行く事ができないので、よりいっそう行きたいと思う気持ちが強くなります。 だから旅の終わりはものすごく名残惜しい気持ちになりますがこの名残惜しい気持ちを大切にしていきたいと思います。
04/16/2006