しかし世の中には面白い御仁もいらっしゃるものですねえ。 どこの誰とかは申しませんがね。 4億円当たれとばかりに「ロット 6」なんて宝くじに血道を上げている方が。 40迄でしたかの数字を6個選んで投票するというアレですよ、アレ。 その数字の決め方を仰け反るような方法で。 どうすると思います？ 要らなくなったカレンダーの数字を切り取って床に並べて、御自分とこの御犬様の足の裏に両面接着テープを貼り付けて、その上を歩かせて、ひっついた数字で決めてるとか。 いやー、まいったまいった。
そんな事とは関係なく、また米国の「大統領選挙の混迷」とも関係なく、今日も定刻に誤航様がお迎えに。 一路新西宮ヨットハーバーの関西ヨットクラブを目指します。 入り口でばったりと「武庫」の艇長の「Ｉさん」に。 いやーどうもどうも、お元気そうで、ご無沙汰です。 えらい遅いやないか、またどうせ酒飲んで六甲ポンツーンでも行くんやろ。 てなことで艇に向かいます。 ○○○達といっしょになりました。
今日は立冬も過ぎやや肌寒い、やっぱり初冬の候でしょうか。 「頭坊様と○○」、「嚥玉と道恐」それぞれ親子も参ります。 遅海に○○○○、その他女性ゲスト等々、総勢13人です。 例によって艇長様は今日も山へ芝刈りに。 この11月はほとんどいらっしゃらないんじゃないでしょうかね、ヨットより土掘りがお好きになられた艇長様。
デッキで日向ぼっこしていますと、やっぱりいらっしゃいました「Ｉさん」、「武庫」の艇長です。 どうもどうも、おーい酒酒、ろくなスピリッツがありません。 バーボンで我慢して貰います。 例によって辛辣なお話をあれこれと。 このごろ耳が、聴こえが、悪くなられたとか。 そんなことありません良く聴こえてらっしゃいます。 なんでもナイショ話が出来なくなったとか。
さあ買い出しも終わったことですし、出しましょう、出航です。 スターティング・ヘルムスは久しぶりに頭坊様です。 今日はまたまた「南港」を目指します。 港外ですぐ誤航様に舵取り交代です。 しかしこの誤航様、やっぱり「名に恥じない誤航」様です。 ちゃんと周りの者が見ていないとどこへ行くか判ったもんじゃありません。 危うく通れない橋の下をくぐるところでした。
例のポンツーンに着岸です。 さっそく今日のお昼の準備です。 実は出航してからギャレーで道恐がせっせと下ごしらえをしてました。 「すき焼き」です、人数が多いので、汁の多いすき焼きと云いましょうか、牛鍋とでも云うんでしょうか。 生玉子を割って各人準備オーケーです。 そこへ鍋が運ばれてきました。 野菜はもう煮えています。 お肉を入れてフィニッシュです。 うん美味しそう。 さあかかりましょう、すき焼き鍋に。 味付けはそんなに甘くまた辛くありません。 どちらかと云えば薄味です。 この方があっさりして沢山食べられそうです。
あー喰った喰った、最後にうどんを入れていただきます。 鍋にうどんを入れて一番美味しいのはやっぱりすき焼きでしょうか。 美味しいな。 しかしもうそんなに食べられません。
さっと片づけて再び出航です。 南港の出口で「海星」に出会いました。 練習帆船です。 風が出てきました。 帆走に切り替えて沖出ししましょう。 やっぱりヨットは風で走るモノですね。 結構吹いてきました。 ヒールします。 船底のカキもなくなって、良く滑ります。 おー、8.5ノットも出ています。 良い感じです。 この滑りを体感もしないでキャビンで、バースで、寝くたれているもの約5-6名。
タックを繰り返していますと、寝てられなくなったのか、三々五々起きだしてきます。 中には再び寝に行く者もいます。 ヨットに何しに来てるんでしょうかね、この人たち。
日も暮れかけてさー帰りましょう、ハーバー目指します。 帰港です。 みんなで後かたづけやりますと、短時間で終わります。 暗くなってきました。 秋の日は、立冬を過ぎていますが、まさに「つるべ落とし」です。 もっとも今日はあんまり陽は照っていませんでしたけどね。
ではではまたまた会いましょう、このNOMIで。 今度は23日に会いましょう。 この日もまたまた艇長様ヨットに来られません、どこやらへ上海ガニをお食べに参られるそうです。
11/12/2000
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