なんだかエンジンがポシャッてた模様です、関空マリーナの「CORMO」さん。 お魚釣りをとお誘いされてましたが、いかんせん肝心のボートが動かないんじゃ致し方ありません。 大分前にその旨のお電話いただいていました。 すっかり忘れていましたところ，先日ドクター・ユーから連絡いただきました。 今度の11月8日（土曜日）空いてますか。 その日は某所で会合があります。 その後、来れまっしゃろ、また携帯で連絡しますわ。 てなことで即決です。 その日は実は会合が二つ重なっています。 鼠海はチェアマンを頼まれていた方に出席です。 実はその日はもう一つ別のお遊びがあり、頭坊様たち京都祇園方面で散財です。 鼠海はハナから行けない都合になってました。 「『乱狂』の祇園イニシエーション」見たかったな。 でもまあ昔々から、頭坊様の十分の一か百分の一ほどですが、池田家さん三昧やってますので、まあエエか。
夕方六時頃から始まった会合もチェアマン無事つとめ、その後のフレンチ・フルコース会食も済ませ、電車で30分ほどかけて、りんくう方面で下車いたします。 この駅初めて降り立ちました。 出口が色々あってどこから出たらエエのか判りません。 携帯で連絡しても要領を得ません。 高いビル、ANAのホテルのビルのロビーに降りてきました。 最初は市民病院方面とか、ワシントン・ホテル方面とかウロウロしてました。 でもロビーにもドクター・ユーはお見えじゃありません。 ボーイにもう一つの出口、別のタクシー乗り場はどこですか、と尋ねます。 あそこはタクシーなかなか来ませんよ、何ならお呼びいたしましょうか。 ちゃうがな、場所はどこか訊いてるだけやのに、タクシー乗る云うてへんにゃからして。
そこへ、ドクター・ユーが登場です。 どうもどうも、お待たせしました。 車、向こうですねん。 はいどうもどうも。 車にはもうお一人、ビッグ・パディーさんでしたかが、お迎えです。 どうもお世話になります。 関空マリーナまですぐでした。 考えたら、この駅の高いビル、これは海からもよく見えるあのビルだったんですね。 ANAホテル、いまいち客足が、と見受けました。 おそらく飛行機のクルー御用達（ごようたし）ホテルと化してるんでしょうねぇ。
さあ夜の関空マリーナです。 「CORMO」のキャビン、お懐かしい面々がお出迎えです。 AさんことMさん、BさんことYさんでしたか。 もうおひとりの女性のCさんは欠席の模様。 おおっ、その節はどうもどうも、ニッセイのTさんです。 いやーお久しぶり。 その他お懐かしい顔ぶれが、いつもの顔ぶれが。 ボヤージさんもお見えです。 さっそくお酒と肴をいただきます。 もう充分さきほどいただいてきたのですが、またいただきます。 肴はチヌ、黒鯛です。 昔は大阪湾も「茅渟の海」と云いました。 チヌがいっぱい獲れたそうですが。 しかし、珍しい、黒鯛とは。 散々お酒もいただいて、失礼いたします、眠たくなってまいりました。
やっぱり明け方目覚めます。 ノドが、渇きます。 酔い覚めの水、下戸知らず、とか何とか云いますね。 甘露です。 一眠りして、何だか皆さん起きだしておられる気配に、キャビンに出ていきます。 どうもどうも、お早うございます。 餌の準備とか、釣り具の準備とか、何だか忙しそう。 皆さん準備で大変です。 朝ご飯も仲間同士、炊き出し、おにぎりなどお持ちいただいて、さっそくご馳走になります。 自家製アジの干物、みそ汁もいただきます。 美味しいね、どうもどうもです。 おなつかしい、蛸飯のHさん、どうもどうも。
今日は「CORMO」にはドクター・ユーとBさんことYさんと鼠海が乗艇です。 AさんことMさんは、ニッセイさんと日の丸さんとでニッセイで出航です。 さあ出かけましょう。 空は全面的に灰色です。 海上視認距離は1マイルか2マイルくらいでしょうか。 まったく見通しがききません。 GPSとレーダーが頼りです。 ドクター・ユー、もう少し右へ舵とらなきゃ発電所にぶち当たりますよ。 友ヶ島は小一時間で到着です。 遊漁船がたくさん漂っています。 きっとこのあたりが釣れるんでしょう。 艇を止め、さっそく仕掛けを降ろします。 この仕掛け、Yさんたちがが朝から準備していただいてたようです。 イワシを使います。 面白い形のテンヤ仕掛け。 しかしもったいないですね、今日び、イワシは高いのに。
水深は60メートルほどでしたか。 底まで着けて、ゆっくり引き上げます。 太刀魚は向こうから食いついてきます。 あとは電動リールを巻き上げれば終いです。 太刀魚はいつ見ても釣りたては綺麗に光っています。 本当にきれいな魚です。 背ビレが波打って余計にきれいに見えます。 この魚、歯が鋭いですから、要注意です。 釣ったらすぐに小刀で絞めなければなりません。 この日は釣果はイマイチでした。 まあでも太刀魚釣りを味わせていただきました。 遊漁船の人たちから見たら贅沢三昧です。 余裕のスペースに朝からビール飲みながら、あてつまみながらの釣りですからね。
友ヶ島の沖ノ島と地ノ島の間、すこし紀伊水道側に移動です。 僚艇が集まってきます。 ニッセイさんと蛸飯のHさん夫婦の艇です。 アンカーを「CORMO」が投入して、三艇がもやいます。 しかし風が強くて、なかなかうまく接舷できません。 少しフェンダーをはずして、舷側が接触しましたか。 まあエエでしょう。 皆で、お昼じゃなしに、お十時でしたか。 酒をまたまたいただきます。 おつまみは御握りとか、自家製らっきょでしたか。 このらっきょ美味しいな。
そうこうするうちに風が、波が、何だか強くなってまいりました。 寒冷前線の通過でしょうか。 パワー・ボートの大敵ですね、波と風は。 セーリング・ヨットなら、風と波は仲良しですのにねえ。 皆の顔に不安がよぎります。 早めに引き上げることにいたしました。 さあもやいを解いて出航です。 一路、アゲンストの中、波浪をものともせず、関空マリーナ目指します。 鼠海はすぐにキャビンで睡魔に襲われ、ピッチング、パンチングする中で、熟睡です。 気がついたら、すでに入港すませ、艇体洗浄も終わりかけていました。 や〜良くアホほど寝たもんです。
ニッセイさんが太刀魚を刺身にして持ってきてくださいました。 う〜ん？この味、いまいちです。 きっと釣ってすぐしめなかったのか、水槽で泳がしておいたのか、味がぼけてます。 まあしゃーないですか。 皆さんまたまた寄り合いです。 出航されなかったボヤージさんもいらっしゃいます。 今日は停泊していたのが正解だったかも知れません。 いつ果てるともなく宴会は続きました。
11/11/2003