今日は梅雨の中休み。 久しぶりの青空が目に眩しい。 雨のあとは大気の塵が洗い流されて見通しもよくなります。 六甲山が綺麗に見えます。 もう夏至ですから雲間からの太陽光線がとっても強く感じられます。 こういう日の「晴れ」を「五月晴れ（さつきばれ）」というんですよね。 文字どおりの「５月の晴天」を言うと思ってるのは、本来は間違いです。 しかしこの頃はなんでも、間違った使い方が多くなると、正しい使い方とされる傾向にあります。 嘆かわしい限りです。
「五月晴れ」ってのは梅雨時の合間に、ギラギラとした、地球に一番近づいている太陽が顔を出す晴れのことを言うんですよね、六月頃の。 要するになんでも昔からの言い回しは旧暦なんですよね。 「五月蝿い（うるさい）」「五月雨（さみだれ）を集めて早し最上川 はせを」等など、いずれも六月の梅雨時のことを表すことばから来ています。
誤航様またまたお休みです。 このごろはヨット以外に楽しみを見つけた模様。 仕方ないので○○○○に無理をお願いしてアッシー君に。 いつもの時間、艇長様宅経由、無牙を拾って例の酒屋に寄ってハーバーへ。 おっ、向こうから来るのは○○です。 女性を連れています。 紹介してもらいました、○○○雅○様、粘土をこねてる女優様とか。
艇に行くと誰やら居ます、髪の毛が長くなったので最初分かりにくかったんですが「○○」でした。 ええんか受験生がこんなとこ、ええんです、頑張ったんです、ホンマかいな。 頭坊様、嚥玉も現れました。
さあ、例によって買い出しです。 今日は何が食べたいですか？ 9人ですから久しぶりに暑いけど鍋にしましょう。 普通のすき焼きにするか？ それとも鶏のすき焼き？ えー、鶏のすき焼き？ そんなんいらん。 なら「鶏の水炊き」にしましょう。 鶏のすき焼きも美味しいのにねえ。
頭坊様、無牙、○○○○、○○、鼠海、○○、雅○で出かけます。 いつものコープです。 鶏のもも肉、椎茸、白菜、ネギ、葛切り、それにシュウマイ、餃子まで買いました。 ついでにうどんも買いましょう。
デッキでビールを飲みながら、艇長様持参、貰い物の御自宅では誰も食べない琵琶湖名物、「ふなずし」をいただきながら、例の六甲桟橋をめざします。 しかしなんでこんな旨いモノ誰も食べないの。 まあ少しにおいますけどね。 旨いけど、くさいモノはありますね。 「ドリアン」「ブルーチーズ」「くさや」など。
それにしても今日はなんといういい天気。 日差しも強い。 こりゃ焼けそうです。 水がもう少しきれいなら言うことないのに。 見通しは大変よろしい。 友ヶ島も、二上山（にじょうざん）も見えます。
さあ着きました。 コンロを降ろして、テーブル並べて、うつわとお箸。 あらかじめ無牙が艇の中で鍋を火にかけておいてくれたのですぐに沸騰します。 鶏、椎茸、白菜、どんどん放り込みます。 大根おろしをうつわにとって、ポン酢をかけて準備万端です。
このくそ暑い日差しの中で「鶏の水炊き」を食べるとは夢にも思いませんでした。 しかし行ける行ける、美味しい美味しい。 よかったよかった。 最後にうどんを入れて仕上げです。 食べやすいように細うどんにしたのは正解でした。
お腹もいっぱいになったので、セーリングに出かけます。 風が結構あるように思ったのですがやはり夏場はダメですね、強さが持続しません。 仕方ないので機帆走。 そのうち瞼が重くなり艇長様はオーナーズルームでお休みに、その他の舵持ち以外のクルーもデッキでお休みに。 強い日差しを受けてみんな真っ赤に日焼けです。
ハーバーへ戻ります。 頭坊様の意向にしたがって、着岸舵持ちは嚥玉に変わります。 うまく行ったと思ったんですが後がちょっとまずかったですね、仕方ありません、この人は下手ですから。 頭坊様も人が悪い。
後かたづけをやっていますと、勉強で大変なはずの○○がGFの「○○○様」とその妹、「○○○様」そしてその飼い犬、ラブラドール・レトリバーの「ベンリー」を連れてやってまいりました。 ○○ったら勉強なんてうそばっかり、きっとデートに忙しかったんでしょう。
「レトリバー」ってどういう意味ですか。 説明してあげますと、寝惚けまなこで起き出してきた艇長様、そんなんウソや、と宣います。 艇長様ったら、御自分が御存知ないことは皆ウソに思えるんでしょうか。
そうこうするうちに無牙の息子「○○」がまたまたＧＦあるいはフィアンセの「○○○様」を連れてやってきました。 今日は「父の日」ですので、普段事情があって会えない父にプレゼントを持ってきたのです。 泣かせるじゃありませんか。 ○○もやってまいりました。 この間の厨禿の「ホールインワン記念のタオル」を貰いに。
またまたデッキで飲み直し。 まだまだビールもワインも余っています。 やっぱり先日の「タイ旅行」のお話に花が咲きます。 旅行の詳細、旅行記は無牙に書いてもらって載せましょう。
ということでまた来週。
06/20/1999