先週お知らせしたとおり、優しい皆さん集まって、ヨットに来られない艇長様を、囲んで食べましょ、シシ鍋を。 二週続けて野暮用が、何の因果かノミ艇長様。 そんな艇長様放ったらかしてはいけません。 遊んであげなきゃだめですよ。 ちょうど今宵は艇長様が、やってきましたKYC。 定期の会員総会に。 懇親会は始めから出るつもりなしノミ艇長様。 ちょうどよかったノミクルー、夕方おふねに集合だ。
というわけで丹波篠山老舗猪屋鳥幸よりわざわざ取り寄せました猪肉1.2キロなんと一万と8千円。 毎年脂海・厨禿が注文してくれます。 お得意さまです。 これには特製味噌がついています。 米味噌と豆味噌を混ぜ合わせた鳥幸特製です。 シシ鍋は普通は牡丹鍋といいますね。 美しい日本語の表現です。 シシ鍋は猪の肉を食べますが実はつけあわせの野菜類を食べるのが美味しいのです。 そんなわけで野菜は山盛り入れます。 白菜、白葱、椎茸、えのき茸、シメジ茸、春菊、笹掻きゴボウ、大根、人参、豆腐に蒟蒻。 猪肉は鍋に入れる前に粉山椒を振りかけておきましょう。 シシ肉は少しづつ鍋に入れましょう。 野菜はたっぷりと入れましょう。 ここの猪肉はまったく臭みがありません。 きっと猟師がしとめた直後血抜きをすばやくやったのでしょうか。 頚動脈を切るだけでは足りません、直接心臓を斬らねば完全に血抜きはできません。 血抜きが完全だとまったく臭みは無いのです。
牡丹鍋と聞きつけてやってきました鼠海夫人。 食べたことはあまりないそうです。 まあ普通は自宅ではあまりしませんね。 もちろん毎年何回か自宅に取り寄せてやる人もいるでしょうけどね。 結局総勢10人です。 艇長・乳海・鼠海・同夫人・嚥玉・無牙・脂海・脂海長男・厨禿・離桜です。
しかしいつもながらによく食べるのは鼠海です。 ぱくぱくパクパクよく食べる、鍋の肉、野菜総ざらえ。 ホントこの人の胃袋どないなっとんの？ かわいそうなのはいつも無牙。 固いものはかなり無理があります。 艇長様もご満悦。 今夜は艇に泊まって明日朝野暮用にでかけます。
ところでところで、例によって、またまた笑わせていただきました。 皆でわいわいお話を。 話がいつか江戸時代。 そういや「カムイ伝」。 そうそうあの作者、「ハクド三平」とは誰のこと？ 固有名詞とは恐ろしい。 しかしこの名は皆誰も知らない人はありません。 知ってても、読み方知らない悲しさよ。 知らないことは恐ろしい。 前にもやっていただきました。 ずーっと前です、ノミ１世の頃でした。 季節は夏。 ヨットの中でソーメンを、湯掻きまするは頭坊です。 ヨットの中でソーメンとは、しかもヨットレースの最中に。 氷がたくさん要りまする。 水もたくさん要りまする。 ちいさなヨットでは大変贅沢な食べ物です、ソーメンは。 うーんうまいこのソーメン、やっぱり「みつわソーメン」は旨い。 みつわソーメン？ どこのソーメンですかそれは？ 石鹸ですかそれは？ ホント知ってても知らないことは恐ろしい。 思いこみとは恐ろしい。 ちょっと聞けばいいものを。 思いこんだら、どこまでやるさ、これぞ男のど根性。 しかしまた話がそれますが、あの「巨人の星」の歌の場面。 重いグラウンドローラーを、重い「コンダラ」と思っていた人がいっぱいいたんですってね。 どうでもいいけど「三輪ソーメン」、「みつわ」と読まれてかわいそう。 奈良の「三輪」の人たち泣きますよ。
それでまたまた恐縮ですが、思い出しました、傑作話。 何年前の事でしょう。 場所は○○空港国内線搭乗待合室。 登場人物はいつも出てくる頭坊に鼠海。 三人そろって出かけます。 その頃あった東亜国内航空で。 外の飛行機を眺めていた○○様、「なあ、ちゅーやん、あの飛行機の垂直尾翼の字なあ、真ん中の"O"どうみても"D"に見えるんやけど」「？？？」 見れば東亜国内航空の飛行機です。 TDAと大書してあります。 これがどないしたんでしょう。 「東亜とちがうんかいな、この飛行機」 わかりましたよ○○様「東亜国内航空」の略称がTOA（東亜）と思ってらしたんでしょう。 違いますがな Toa Domestic Airline を略してTDAでんがな。
ああ美味しい。 お腹いっぱい食べました。 また来週もしてほしい、牡丹鍋。 鍋の後はご飯です。 特製大根キムチで白御飯です。 ちょっと辛いですけれどとってもおいしい大根キムチでいくらでも食べられまする白御飯。
さんざん食べてお泊まりの人たち以外お帰りに。 明日は天気がいまいちだ。 お帰りになった人たちはきっと明日は来ないでしょう。 まあいいでしょう、明日は明日の風が吹く。 若者達が来るでしょう。 来れば出しましょノミ6 世。 せっかくの日曜日、出さないなんてあり得ない。 結局お泊まり組は、艇長様・乳海・鼠海・嚥玉・無牙の5人でありました。
あー、よく寝た、何時や、おー、もう7 時半。 寝過ぎました。 御飯御飯朝御飯。 昨日の残りの御飯は置いて、新たに炊きます白御飯。 おかずは、たらこ・炒り玉子・納豆・牡丹鍋の残りを薄めた味噌汁です。 またまたいっぱい食べました、お腹いっぱい飽きもせず。
食べたらその後することはいつものパターンでKYC。 KYCのクラブハウスにはちゃんとありますシャワー室、24 時間お湯の出る。 もちろんノミにもありますがやっぱりお湯の豊富なKYC、しかもきれいなKYC のシャワー室。 会員専用のシャワー室。
しかし今朝はちょっと雨模様。 若い人たち集まって結局またまた10人に。 買い出し行きますコープです。 今日はインドネシアから若い人3人来ました、若い人。 豚はダメなので鶏・カキ・ハマグリ・タラの入ったキムチ鍋。 しかし鍋料理ばっかりでも飽きもせず。
お昼を食べると雨が止み。 太陽出てきて青空が。 なんとついてる今日の日は。 準備万端整えてさっと繰り出す「ちぬの海」。 太陽の反射がまぶしいな。 昨日帰ったクルー達。 朝の雨見て来ぬ事に決めた決断まずかった。 ホント来ればよかったのに。 風もあります、よく滑る。 8ノットは軽く出る。 こんな鈍重ノミ6 世なのに。
結局今日来たのは、インドネシアのゲスト３人、汚頭、傳、哲平でした。 ホント寒いのによーやるよマッタク。
01/24/1999