07/20-22/2001
このクルージングは、厨禿が前々から、早々と計画していました。 そう、五月の連休過ぎからでしたかね。 岩屋と云えば異様に興奮して、張り切ります、この厨禿は。 何故って？ 岩屋の○○さんのお魚ですよ、お魚。 ７月ですから、もう先（せん）から「ハモ、ハモ、ハモ」「岩屋のハモでっせ」。 まるで○○さんの宣伝マンか、手先の様。 キャビンにイラスト入りのクルージング参加者募集を、早くから張り出していましたという執念。 7月20日からの3連休のクルージング。 21日の土曜日お仕事がある人の事なんか、最初から頭にありません。 あるのは「ハモと手巻き寿司」だけだったんでしょうねえ。
と云うことで、せっかくですから前の晩、前の晩から集まれとの艇長様のお達しです。 艇長様は不幸にも「土曜日仕事組」。 20日集合で、出航しても全然問題ありません。 しかし「土曜日仕事組」は、それじゃあ日帰りですから、クルージングの雰囲気味わえません。 ですから、前日からあんまり意味はないんですが、集合して、一泊してから出かけます。 しかし半分以上は20日の朝から来ます。 結局艇長様に付き合ってあげた優しいクルーは、誤航様、鼠海様、無牙様です。 それに殆ど限りなく20日の出航時間近く来艇した、道恐、り○○○、な○○。
朝5時半起床です。 朝日が昇ります。 「新西宮ヨットハーバー」の夜明けです。 無牙が朝ご飯作ってくれます。 塩鮭を焼いて、納豆、たらこなどなど出てきます。 朝起き組の誤航様と三人だけでいただきます。 遅れて艇長様も珍しく朝ご飯を御所望されます。 いつもはコーヒーだけでいいのにね。 でもまだまだ出航時間まで間があります。 ゆっくりシャワーを浴びたりして過ごします。 一人艇長様だけイライラされてます。 あいつ等遅いなあ、早よ出んと昼には着けんぞ、ハモ鍋食べて帰らにゃならんのに。
8時40分頃になってやっと現れました、「20日朝組」。 頭坊様、ま○○、ケ○○○、タ○○○、厨禿、離桜、モ○○。 結局14人でしたか。 0900出航です。 一路明石海峡、岩屋港を目指します。 しっかし、今日は良い天気、と云うか真夏の太陽が燦々（さんさん）と輝く夏の日です。 今日は本当はKYCの行事があったんです。 近辺の小学生達を船に、艇に招待して、行う体験デイ・クルージング。 毎年この20日の「海の日」にあるんですが、我が「ノミ」は長いこと参加していません。 昔さんざんやったからな、との「ノミ艇長」様のお考えです。 今日も出航間際に、「武庫」のIshdchキャプテンから何やらお小言を頂戴いたしました。
連れ潮ですから早明石大橋が見えて参りました。 しかし、暑いですねえ、夏なので当たり前ですか。 ずーっとデッキの上で身体を焼いている人の気が知れません。 ものすごい紫外線、身体に悪いのに。 今回のクルージングはまったくの男だけ。 親子連れが二組です。 岩屋港が見えてきました。 クルー達、早く泳ぎたい一心で、艇長様の意向も無視して、あの例の、「えじま」の横の漁港を目指します。
おやっ、やけに海の水が、引いています。 干潮です。 そういや明日は大潮です。 それにしてもかなり引いています。 大丈夫かなと思った瞬間、ガリガリっと船底方面からイヤな音が。 そう船底を、キールを海底の砂にこすった音です。 しゃーないな、いつもは普通に通れる場所で、こんなことになるとは。 潮汐表を見ますと今日明日はかなりの干潮です。 まれに見る、略最低低潮面、いわゆる海面の基準水面まで潮が引くという日、その時間にあたったのです。
さあそこへ誤航様が携帯で呼び寄せた○○様がクルーの押すボートで登場です。 なんちゅう人ですか、この人は。 呼ぶ人も呼ぶ人、来る方も来る方。 信じられません。 まあええでしょう。 岩屋の魚屋さんに出かけます。 電話してありましたから、出来上がっています。 ハモです、ハモ。
先ずは湯引きをいただきます。 梅肉につけていただきます。 うーん、これは美味しい。 しかも立派なハモです。 淡路のハモ。 輸入・冷凍モノではありません。 正真正銘の活けハモです。 ほっぺたが落ちそうです。 さあ次はハモ鍋です。 ここは場所が悪いので、旧港へ艇を廻します。 ハモの切り身を鍋に入れて色が変わったところで、さっと揚げていただきます。 うーん、たまらんなあ、ハモ鍋は。 ハモの子や中骨、キモなども美味しくいただきます。 あー喰った喰った、満腹です。 誤航様は例によって肝心のナベの時にはおねんねです。 いつもの事だから放っておきます、「割り勘負け」はご自身ですからね。
ここで「土曜仕事組」は離艇です。 頭坊様と艇長様とそれに○○様がお帰りになるはずのところ、艇長様、鍋を食べてオーナーズ・ルームで高いびき。 皆で起こしますが、起きて来られません。 しゃーないな、頭坊様だけ先にフェリーでお帰りです。 皆泳ぎたいので、ここでは何ですので、場所を変えます。 岩屋の少し南に、「花博」のあったところの新しい港が、現在使われずに施設だけ残っています。 ここは静かなところで、水も綺麗です。 みな飛び込んで泳ぎます。 あの○○様まで水着に着替えて泳ぎます。 しかしあの歳で、水着持参でわざわざいらっしゃったとは、考えられないことだらけ。 見てますとなかなか泳ぎも達者です。
艇長様、やおら起きていらっしゃいました。 ここは「神戸」違うんかいな、ですって。 岩屋よりさらに南にまで来ておったとは、驚愕（びっくり）された模様。 きっと寝てる間に誰かが気を利かして、寝ている艇長様を艇でそのまま「神戸」辺りにまで送ってくれるんじゃないかと、淡い期待を抱いておられたんじゃないかと、皆容易に想像出来た模様。 若者達が多いですから、泳ぎたい人達ばっかりですから、そうは問屋が卸さなかった模様。 しぶしぶハモ雑炊を召し上がって、○○様と後ろ髪引かれる思いで、高速バス乗り場まで。
さあちょっと寂しくなりましたね、キャビン内も。 お酒をいただいて、キャビン夜話。 しっかし今日は初日から色々ありましたね、HPに載せられないことばっかり。 そのことを皆でトークです。 うーん、このごろどうなっとんかいな。 昔は、ああやなかったんやけどねと、○○様。 花は昔の花ならず、人も昔の人ならず、でしょうか。 しかしごちゃごちゃ言っても仕方ありません。 さあ明日も朝早くから遊ぶために、そろそろ寝ましょうか。 オールド・ボーイ達から順にベッド・インです。
夜明けと共に昨夜ぐっすりお休みになった誤航様からウエイク・アップ。 無牙と鼠海が続きます。 もう朝ご飯炊きあがっています。 無牙の段取りです。 司厨長の厨禿はモーニングだけは弱い模様。 道恐が離艇です。
さあ魚釣りの始まりです。 誤航様と離桜がいつものように竿を垂れます。 しかしこの港のポンツーンあたりの海は、とっても深いので、短い竿では、ましてリール無しでは、「浮き釣り」はちょっと無理。 やはりさびきで小アジ釣り。 遅く起きた若者達は、海水浴希望。 ここではまた同じですので、艇を出して「えじま」近くの海水浴場沖まで出かけます。 そこでアンカリングして、しばしのスイミング。 明石海峡のすぐ傍ですので潮流が結構早い。 流されないようにライフ・ジャケットつけて、ロープを艇から流して、それにつかまってるだけの海水浴。
さて今日も旧港へ艇を泊めて、またまた○○さんまで買い出しです。 今日は、そう、「手巻き寿司」です。 海苔とかは厨禿が最初から準備してきています。 昼過ぎに手巻き寿司用のお魚を取りに出かけます。 アサリとスケトノコも買い求めます。 ここの大将、厨禿のお気に入り。 どっちもお互い気に入っている模様。 なんでも腐れ縁とかでいつも何かとおまけ・サービスしてくれます。
さあ再び花博港へ戻ります。 ここは水道もあって大変便利。 岩屋の旧港とかでは水の補給ができません。 もともと淡路島は水が貴重だったんですね、ダムとかの水源がありませんからね。 明石大橋が出来たおかげで神戸市から水道を引くことができたのです。 「花博」の時は大量の水が必要だったハズ。 すし飯も出来上がって、きれいに寿司ネタを厨禿が並べてくれます。 今日はいやにトロが多いなあ。 アワビとかウニもたくさんあります。 さあ一斉にかかります。 誤航様なんか左手にご飯を載せた海苔を持って、今か今かと待ってました。
しかしこの量、食べられるかなと思うほどの量。 美味しいネタばっかりですので、見る見るなくなって行きます。 ヤング・ボーイもオールド・ボーイもしっかりいただきます。 たくさん食べるコツは、海苔にすし飯をあまり載せないことです。 ほんの少し、何粒ご飯粒があるのか数えられるくらいにしておくのがコツです。 あー食べた食べた、しっかりいただきました。 すべてネタは無くなりました。 今日は珍しい、いつもは少し残るんですが。 お昼過ぎに、三時頃にこんなに御馳走いただいたので、夜は食べなくてもいいでしょう。 ちょっと休憩です。 再び、お魚さんと釣り竿・釣り糸挿（はさ）んで向き合う人、泳ぐ人、様々です。 少しお腹が減れば、厨禿がアサリの中華風酒蒸しを出してくれたり、明日の朝のために買ってあった、トマトジュースをブラッディ・マリーにしてみんな飲んでしまったり。 こうしてこの日も過ぎていきました。 モ○○、ケ○○○離艇です。
さあ三回目の朝を迎えます。 例によって例の人たちがまっ先に起床です。 誤航様、ラジオを早くから聞いておられた模様。 ニュース、ニュース、明石の花火大会で事故があり、群衆による子供の事故。 可哀想に、どういうこっちゃ。 ご飯を炊いて、○○の魚屋さんからいただいた、タイなどの「アラ焚き」を無牙が抜群の味付けで作ってくれてたのと、昨日のスケトノコをいただきます。 今日は無牙の玉子巻きまで出てきます。 思わず、いつものことですが、ご飯のお代わりを所望です。 うーん、抜群です。 美味しいな。 しかしこの「アラ焚き」昨夜もいただいてたんですけどね、何回いただいても美味しいな。
この港の大阪湾に面したところにスペースが設けてあり、恰好の「海釣り公園」風になっています。 誤航様、離桜それに今日は厨禿が魚釣り。 小アジがいっぱいかかります。 鯛に似た小さな魚も何匹か捕れました。 この魚はあんまり美味しくないそうです。 小アジは油で揚げて南蛮漬けがいいでしょう。
しかしこの後すぐに、またまたHPに載せられない「事件」が発生した模様。 聞くに堪えない、見るに耐えない、「事件」の模様。 昔々、○○様が、某○○○場でなさった事より、まだひどい模様。 関係者は誤航様です。 アンビリバボー。
さあそろそろまたまた岩屋旧港に向かいます。 昨日頼んでいました、ハモ・セットのお土産をいただきに○○さんに「みたび」出かけます。 しかし良いお客さん。 発泡スチロールにちゃんと氷とか入れて段取りしてくれました。 旧港で冷やしておいたスイカをいただきます。 ただ単純に食べただけでは飽き足らない。 半分に切ったスイカの真ん中をすこしえぐって、氷を載せて上からウオッカを注ぎます。 スイカをスプーンですくっていただきます。 うーん、いけるじゃありませんか。
連れ潮に乗って西宮目指します。 相変わらずの夏空が広がっています。 みんな日に焼けて真っ黒です。 焼きすぎて赤くなった人もいます。 月曜から仕事違うんかいな、こんなみっともない焼け方して大丈夫かな。 二時間ほどで到着です。 さあ掃除掃除、デッキもキャビンも掃除です。 さっと片づけ、お昼をいただいて帰ります。 あー、よく遊びました。 ゴクローさん。 またまた来週集合です。
07/22/2001