京のイタリアン イル・ピンパンテ              

 今日は何だかイタリアン。 石塀小路まで歩こうか、いえいえそれはなりませぬ。 二月とは思えないこの暑さ、それに何より高齢者、引き連れての坂道は、ちょっとやっぱり無理がある。

 しゃーないのでタクシーを。 今日のタクシーすばらしい。 五人も同時に乗れまする。 思わずチップをはずみます。 石塀小路の西寄りの入り口より侵入開始いたします。 ちょっと歩けば右角に、目に付く看板、ピンパンテ。 こりゃ、どーいう意味かと、考えても仕方ないのでとりあえず、石段あがると木のドアが、音も立てずに開きます。 荷物を預けて階段を、二階のお部屋に参ります。 おお、これは素晴らしい。 すーっと馴染む佇まい。 通い慣れたる店のよう、難なく自然にテーブルに。 お料理コースは予め、頼んであったとは、知らぬが仏、この段取りのよさ。 飲み物飲み物何にする。 そりゃイタリアのワインでしょ。 取り敢えず、ヴィーノ・ヴィアンコ行っとこか。 

 ということで、乾杯です。 一皿目は何ですか。 毛蟹ほぐし身の入った細玉子パスタです。 冷製カッペリーニです。 上に蕪薄切り載ってます。 後ろへ追いやって写真です。

 う〜ん、これは行けてます。 最初のお料理が好印象ならば、その後の料理も期待が持てて嬉しいな。

 で、次は、京丹後鶏とサツマイモのクロケッタ。 周りは百合根のカプチーノソースで埋め尽くされています。 こんなお料理初めてです。 でも美味しいね。 食材が絡み合ってハーモニー、舌の上で弾みます。

 

 そして三皿目。 お野菜の下に隠れて中身が全く判りません。 載ってるのをちょっと奥へ押しやれば、あらわになります、手長海老。 京ポークとご一緒に、鎮座まします皿の上。 美味しい! しかし美味しいとしか表現できない貧弱な語彙(ごい、これを昔、ごようと宣うた御仁あり、今は昔の語り草)。 

 

 更なるは、美山イノシシと白菜の煮込みのスパゲッティーニです。 う〜ん、パスタが二つも出て来ますか。 でも思わず行ってしまいます。 このイノシシ全くクセがなくいただけるように処理してあります。 しかし珍しいですね、イノシシとは。 上に載ってるキャベツも後ろへやって写真です。

 

 メインはチョイスした、ハンガリー産乳飲み仔羊ロースト、青リンゴソースです。 これは柔らかくて美味しい。 羊独特の臭いや味がなく食べやすくしてあります。 美味しい。

 

 

 デザートは色々ありますが、今回は一人ひとりすべて異なるチョイスです。

 

 お終いは、コーヒー、カプチーノでしめておきます。

 

 ああ美味しかったね。 パスタ二種にやられました。 おなかパンパンです。 でもこのお店、できてから未だ一年未満とは。 良かったね、このお店選んで。 しかもリーズナブルな価格だし。

02/25/2010 記


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