今日は何だか会席料理「なだ万」です。 なだ万って元々は大阪がその発祥らしいですね、灘屋萬助の灘万とか。 今はトキオを中心として全国の有名ホテル内にそのお店があります。 本日のお店はリーガロイヤルホテル大阪の和式個室、慶雲での会席です。 このホテルには、なだ万以外に例のあの「吉兆」を冠する店もありますが、イメージが良くないとかで、「なだ万」での設えです。 なだ万そのものは地下にお店がありますが。
だいたい、リーガロイヤルホテルに、こんな和室のお部屋があるとは、いままで知りませんでした。 おそらくお見合いとか、個人的な大切な会合などに用いられているようです。 和風個室が三部屋ほどあるようで、このコーナーへの入り口には、和服を召したガードマンのような女性が、数人部外者の侵入を阻止しています。 この階は結婚式用の美容室とかそれに類するものが並んでいて、それでなくても普通の人たちが立ち入りを憚るようなフロアです。
さっそく会席の始まりです。 お部屋へのサービスでしょうか、先ずシャンペンが供されます。 和食にシャンペンって何だか変ですが、結構マッチしています。 これだったらビールは要らなかったな、といいながらいただきます。 そして冷酒辛口もいただきます。
最初のお料理は、芋茎と蛸です。 少し酢の物風にしてあります。 オクラと菊の花が添えてあります。 この蛸は少し歯ごたえがありますが結構柔らかくて美味しいです。 芋茎と上手くかみ合っています。
椀物は、海老のしんじょうです。 それに松茸と胡麻豆腐でしたか。 松茸は日本の季節にしては少し早すぎです。 が、ありがたくいただきます。
お刺身は、烏賊と鮪と鯛です。 この烏賊美味しいね、甲烏賊でしょうか、モチモチした歯ごたえとお味が堪りませぬ。 もちろん鮪と鯛も美味しいんですが。
八寸は、子持ち昆布、牛肉ステーキ、松茸ご飯、芋茎？、イクラ（手前左から反時計回り）でしたか。 子持ち昆布とステーキって珍しいですね。 どんどんお酒がすすみます。 ちょっと酔っぱらってきましたか。
焼き物は、鱚です。 これも少し珍しい。 銀杏とムカゴが添えてあります。 青海苔などの振り掛けが掛かっていて少し変わったお味ですが、これはこれで美味しくいただきます。
煮物は蕪の餡かけです。 湯葉とシメジが入っています。 あっさり目のお味です。
そして松茸ご飯です。 漬け物と赤出汁でいただきます。
デザートは果物です。 梨のゼリー寄せにしてあります。
そして和菓子とお薄です。 あー美味しかったです。 お酒もかなりいただいて、おなかがくちくなりました。 お昼間からこんなに飲んでしまって良いんでしょうかね。
しかし今日は珍しいところでお食事をいただきました。 どうもご馳走さまでした。 ロイヤルホテルにこういう個室があるとは、ホント恥ずかしながら知りませんでしたね。 まあ利用する機会が普通はありませんからね。 ありがとうございました。
09/13/2008 記