最近、ホームページの更新してないじゃない、とかのお叱りを色んな方々よりいただき、恐縮至極です。 大変有り難いことと感謝しています。
実は、この「ちゅーやんのページ」からリンクしている別の拙のサイトの日々の更新に追われて、ついつい本家がおろそかになってしまって、気がつけば早6月も終わろうとしています。 この別サイト関連の更新情報も記載すれば良かったのですが、所詮別サイトですので、そのままにしてしまっていました。 まあ気がつかれた方は既にお判りのことと存じます。
なんせそのサイト、世界各国の閲覧者からの共通言語英語でのコメントに毎日のように英語で応えなければならないという忙しさ。 まあそれもとっても楽しくって、ついついのめり込んでしまいました。 でもまあ本家のほうも放ったらかしにはできません。
ということで、久しぶりのベカスです。
前回訪れてから2年以上経っています。 あのときは高麗橋に移ってから間もない頃でしたので、ギャルソン、ソムリエ、その他のナニがイマイチで、料理の方も、ん？と思ってました。 あれからこのお店どのように変化したでしょう。 楽しみです。
食事の前に、泡の出るのをいただきます。 シャンペンです。 しかも最近までは日本に輸入されていなかったという銘品、アンリ・ジロー・フランソワ・エマール・ブリュット ・レゼルヴです。 ピノ・ノワール100%の爽やかな甘さのシャンペンです。 う〜ん、美味しい。 泡もとってもきめ細かくって喉ごしスッキリです。 思わずおかわりです。
今宵のお料理は、コースですが、おつまみ3種類、前菜3種類、お魚料理、肉料理、チーズ、デザートという贅沢さ。 少量ずつ他種類のお料理だそうで、いただく前からワクワクいたします。
まず、おつまみの一皿目。 フォアグラを使ったお料理です。 フォアグラの載った玉葱のフランです。 匙でいただきます。 すばらしい！ 思わず休まず一気にいただきます。 美味しいね。 今宵の料理は期待できそうです。
二皿目。 丸焼き鮎のリエットとヴィシソワーズです。 鮎のエッセンスが苦みも含めて丸ごと舌に広がります。 鮎そのまま出せば和食ですが、ここはフレンチです。 鮎のペーストの薄切りが、ジャガイモの冷製クリーム・スープの上に載っています。
三皿目。 鯖のタルト。 これはまさに鯖です。 パイの上に載せてあります。 鯖って如何なるお料理でも美味しいんですね。
次に前菜が三皿続きます。
一皿目は徳島が誇る鮑のサラダです。 贅沢な一品です。 エンドウ豆の鞘と下には何とかいう豆（名称を失念）のムース、後ろに水茄子、前に京都産人参が添えられています。
二皿目。 ボルドー産ホワイトアスパラガス、和風オランデーズです。 でーんとお皿に載った巨大なアスパラガス。 一見何かを彷彿させてくれます。 でも美味しい。 やはり渋谷シェフおすすめの一品、だまされたと思っていただいて正解です。 こんなに美味しいアスパラガスは初めてです。
三皿目はトマトのファルシ、烏賊墨ソースです。 トマトの中身はお肉でしたか？ 要するにトマトをくり抜いた詰め物です。 丸ごと美味しくいただきます。
ここまでで、前菜。 もうこれだけで相当なもんです。
お魚料理は、イサキのミネストローネです。 ここにもアスパラガスが登場です。 イサキは皮ごといただきます。 身が簡単にほぐれてしまうので、フォークでは少し食べにくいですが、美味しいです。
そして本日のメインの肉料理は、シャラン鴨のローストです。 シャラン産の銘品、屠鳥方法が特殊なため鴨肉に血が廻ってそれだけに美味しくいただけるという鴨です。 フランス人は美食のためにはガチョウに無理矢理餌を詰め込んだり、鴨の首を絞めて窒息させたりと、なんでもやってしまいます。 まあ余所の国のことあまり言えませんがね。
ここでいつものチーズです。 色んなチーズ、ブルーチーズ、山羊のチーズなどなど選ぶのに迷います。 女性のギャルソン、マドモワゼルがサーブです。 強い匂いのするのとかを所望します。
そしてデザート、木苺のゼリー、紅茶ソースです。
さらには好みのお菓子、プリンなどをいただき、焼き菓子もいただき、エスプレッソで締めておきます。
あー美味しかったですね。 二年前とは大違いです。 帰り際はいつものように渋谷さんがお見送り、ちょっと肥られましたか渋谷シェフ。 どうもどうも美味しいお料理、ありがとうございました。
06/25/2009 記