紙幣と貨幣
いよいよ始まりました、「euro」（ユーロ）の流通が本日2002年1月1日から。 ヨーロッパの中でユーロが流通するのは12ヶ国（オーストリア、ベルギー、スペイン、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル）、バチカンも入れると13ヶ国、モナコとかサンマリノを入れれば15ヶ国になりますか。 EU加盟国でも連合王国はユーロを採用していません。 ヨーロッパの真ん中にあってもスイスはEUにも国連にも加盟していませんし、もちろんユーロも非採用です。 リヒテンシュタインはスイス・フランを使ってるので、多分ユーロは採用していないでしょう。 1ユーロは本日のレートでは、117.13円、0.8899ドル、0.6135ポンド、1.4788スイス・フランです。
12ヶ国・地域ではユーロはもちろん単一通貨として流通します。 今までの各国のドイツ・マルク、フランス・フラン、イタリア・リラ等々はそれぞれユーロに交換しなければなりません。 しかしその交換期間は各国バラバラで2年とか5年とかのタイム・リミットを設けているところもありますが、無期限のところもあります。 長年慣れ親しんだ通貨は、そう易々と廃棄したくないのは人情でしょう。
ユーロ紙幣は500ユーロ、200ユーロ、100ユーロ、50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロの7種類です。 ユーロ貨幣は2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セントで、100セントが1ユーロです。 ユーロはユーロ流通地域で共通紙幣と貨幣を使いますが、貨幣に限っては各国で、裏面（national side）は独自のデザインを競っています。 鋳造する各国でデザインは異なりますが、もちろん共通貨幣として流通するわけです。
それではそれぞれの紙幣と貨幣を眺めてみましょう。 紙幣は表面と裏面、貨幣は共通面（common side）と各国面（national side）ですが、各国面は2ユーロと1ユーロに限らせてもらいます。
01/01/2002
500ユーロ紙幣
